東北のめん類データを見る
盛岡の全日本わんこそば選手権では、東京の方が329杯で連覇したという(岩手日報記事)。前回優勝者は制限時間10分というハンディを打ち破っての堂々の勝利。計算すると1杯あたり1.8秒だから、とにかくすごい。ところで、東北は豊かで楽しいめん類文化があると言えるのではないだろうか。秋田の稲庭うどん、山形のそば・麦切り、白石うーめん、盛岡冷麺、仙台冷やし中華、最近では喜多方ラーメン、横手やきそば、など古今の名物が盛りだくさん。思い立って、各地域のめん類の消費量がデータ比較できないか、と調べようとしたが、時間がなく、手っ取り早く事業所統計を見た。平成16年の事業所統計で産業小分類702「そば・うどん店」の事業所数と従業員数。なお括弧内は前回統計(平成13年)との増減。また、末尾の数値は平成17年国勢調査による人口(千人)。小分類では、「やきそば」や「ラーメン」はないし、中華料理店(ラーメン)や焼き肉店(冷麺)との関係も複雑だろうから、とりあえず「そば・うどん店」で見る。宮城 475事業所(-10) 2,510人(-95) 2,360仙台市 262事業所(-5) 1,634人(-87) 1,025青森 148事業所(+6) 870人(-66) 1,437岩手 211事業所(-5) 1,164人(- 8) 1,385秋田 140事業所(-2) 630人(-53) 1,145山形 428事業所(+36) 1,988人(+185)1,216福島 367事業所(+13) 1,808人(+82) 2,091(注:仙台市は宮城県の内数)山形は突出して、「そば・うどん店」が多いのがよくわかる。そして、規模も拡大傾向にあるのが特徴。さすが「そば王国」だ。