納豆大国? 山形と仙台
今朝(8日)のラジオ放送で、山形では良く納豆を食べますね、との話があった。豆類の生産が多いからでしょうか、餅を食べるにも納豆餅。うどんを食べるにも納豆と醤油のタレにつける食べ方(ひっぱりうどん)もあるそうだ。 なるほど、山形の人は納豆が好きなのですか。そこで、一応統計を見てみた。かつては、東日本が圧倒的に消費量が多かったようだが、最近は健康志向もあってか平準化しているとか。 平成18年家計調査から整理(1年間の支出金額。単位は円。農林漁家世帯含む。県庁所在都市別の比較である)。------------札幌市 4,230青森市 5,699盛岡市 5,584仙台市 5,362秋田市 5,198山形市 5,522福島市 6,305水戸市 6,332宇都宮市 5,474前橋市 5,110------------これ以外で5千円以上の都市は、富山市の5,423円だけ。 水戸市は堂々全国第1位。前回は福島市に王座を譲っていたそうだから、首位奪還。第2位が僅差で福島市、第3位青森市、第4位盛岡市、そして山形市が第5位だ。 逆に低いのは、和歌山市(1,629)、大阪市(2,017)、高知市(2,403)、岡山市(2,524)、徳島市(2,608)、鳥取市(2,628)、高松市(2,800)、那覇市(2,902)までが、3千円未満。 4千円未満では、北九州市(3,008)、名古屋市(3,010)、津市(3,022)、京都市(3,058)、松山市(3,091)、広島市(3,094)、大津市(3,122)、長崎市(3,159)、松江市(3,189)、岐阜市(3,259)、宮崎市(3,266)山口市(3,317)、佐賀市(3,696)、熊本市(3,903)、静岡市(3,979)となっている。 平準化とは言うが、西と東で相当差がある。以外なのは、新潟市(4,735)、金沢市(4,036)が富山県をはさんで低いこと。納豆文化圏は、やっぱり東北と北関東のようだ。 ところで編集長一家の年間支出額を推計してみた。大概の場合、朝飯に親子で食べている。1日に1パック(4個)を消費するペースで、年間1万円はゆうに越えます。立派ですね。最後に、仙台納豆の由来を。幕末に三百人町の堀江某が作ったのが仙台の納豆の始まりで、現在の日の出納豆。明治の一時期は岩出山納豆が席巻したが、やがて明治末期に沢松真が培養に成功した納豆菌を利用して、三浦二郎が工業化に成功して衛生納豆を創始。仙台は今でも全国屈指の納豆生産量を誇るのだそうだ。