日本一好(す)いてる三ノ倉スキー場
仙台駅で手にした福島県の冬の観光パンフ。社団法人福島県観光連盟『うつくしまほんものの旅 2007冬号』で、県内スキー場の情報が満載。私は、福島県内のスキー場は猪苗代とあだたらを訪れただけで、しかもずーっと昔のことでいずれもあまり記憶がない。ぱらぱら見ていたら、日本一好いているスキー場、と銘打った「三ノ倉スキー場」が目に留まった。雲海を眼下に滑走する写真も印象的。ガラガラで空いているよ、というPRをチャッカリしているスキー場。気になる。場所は喜多方市(旧熱塩加納村)だ。一応、福島県の統計で入り込み状況をみてみた。平成19年版福島県勢要覧(観光客入込状況 平成18年)多い順に並べてみると(見落としがないことを祈って)...----------1 会津たかつえスキー場 316,408人2 アルツ磐梯スキー場 265,1593 猪苗代スキー場 214,6224 グランデコスノーリゾート 189,0695 猪苗代リゾートスキー場 113,2406 あだたら高原スキー場 107,4007 裏磐梯猫魔スキー場 104,787(以上が10万人以上)8 だいくら山9 羽鳥湖10 ひらた11 箕輪12 ラビスパ裏磐梯13 沼尻14 南郷15 会津高原高畑16 たまかわ17 リステル18 裏磐梯 35,30019 塩沢 27,459(そして堂々最後に...)20 三ノ倉スキー場 14,413人----------というわけで、掲載された中では確かに最も少ない入り込み。リフト2本は待ち時間なし。駐車場も無料、食事も村営で格安のおいしい喜多方ラーメンが食べられるそうで、結構穴場のような気もする。でもやっぱり仙台からは足が遠いのが実感。たかつえスキー場が最も入り込みが多いのは、ゲレンデが豊富で関東から来ているからなのだろう。そんなスキー場ももちろん良いけど、県北部のさりげなく空いているスキー場も何だか面白そうだ。ちょっと思い出すのだが、宮城県内では白石スキー場が実は好きだった。たぶん最近では年間入り込み3万か4万くらいだろう。最近訪れていないが、やや新しいセンターハウスとは別に、脇にある古い休憩所が、これが実に良かった。2階に上がるとストーブがあってヤカンでお湯が沸いていて、カップラーメンに湯を入れる人や、寝ころんでいる人がいる。かなりくつろげた。三ノ倉スキー場がどんなところかわからないが、そんな肩肘張らない、華やぎとは無縁の(失礼!)くつろげる所なら、なお良い。