東北人の外食の傾向を考える
前の記事に、山形市がラーメン外食消費で日本一と書いた。( ラーメン外食消費日本一の山形(2012年7月7日))総務省統計局家計調査(二人以上の世帯)都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成21~23年平均)の中で、「外食代」を基礎データとしたのだが、このデータで東北の特徴を改めて見てみる。なお、県庁所在都市と政令指定都市が対象で標本数=51である。○ 食事代東北は仙台市(111,366円)の35位が最高で、東北は全体に低調だ。最下位51位が青森市(77,235円)。○ 日本そば・うどん高松市(14,242)、宇都宮市(8,615)に次いで、仙台市が堂々第3位で8,483円。全国平均が5,196円なので、高松は飛び抜けている。山形市(7045)が10位のほか、盛岡市35位、秋田市37位、青森市46位○ 中華そば前述記事のとおり○ 他のめん類(外食)宇都宮市が全国1位だが、2位仙台市、9位福島市、13位山形市などと健闘。もっとも青森市が51位と最下位。○ すし(外食)岐阜市が第1位。東北は仙台市、秋田市、盛岡市が10位台。福島市、山形市が20位台。青森市38位。最下位は那覇市で飛び抜けて低い。○ 和食東北は随分と低調で、福島市、山形市、仙台市が30位台、青森市、秋田市、盛岡市が48位から50位。岐阜市と名古屋市が他を引き離してトップを形成。○ 中華食仙台市が24位のほか、30位台と40位台で低い。○ 喫茶代面白いのは、岐阜市と名古屋市がここでも他を大きく引き離してトップ。仙台市が25位の外、30位台と40位台。青森市が最下位の51位。東北のこの傾向は、中華・洋食系に共通している。ここに記さなかったが、洋食、ハンバーガー、他の主食的外食に共通のようだ。○ 飲酒代全国が16839円。第1位は高知市で35205円はダントツ。以下、金沢市、東京都区部と続き、福島市5位、山形市6位、秋田市10位と上位にランク。盛岡市14位、仙台市29位(16560円)、青森市40位(14284円)。東北のビヘイビアは、ちょっと意外な感じもする。○ 学校給食全国11946円で、第一位の山口市19070円と最下位和歌山市の5379円で随分開きがあるのは、制度の違いだろうか。東北は、山形市が5位、秋田市8位、青森市18位、福島市が20位、盛岡市34位、仙台市38位だ。