よくある間違い「匂」当台公園と開国フォーラム
今朝の河北新報に政府公報として参加者募集が出ていた。菅総理が掲げる平成の開国に関する「開国フォーラム」で、玄葉大臣が出席予定だという。3月6日にKKRホテルで開催。面白ろそうだと思ったが、ところで場所の案内に「市営地下鉄勾当台公園駅下車7分...」とすべきところを、駅名の勾当台の「勾」(カギ)の字が「匂」になっていた。仙台人でもたまにやる間違いであって、別の駅で降りるほどの決定的な問題でもないから、どうでも良いのだが、考えてみたら開国フォーラム事務局といっても、当然ながら官邸や国家戦略室の職員が直営でやっているはずもなく、新聞広告も受託業者が代理店に頼んでいるのだろう。政府職員が直接校正するのなら直したかも知れないが、霞ヶ関の人間では気にもしなかった可能性も高い。ちなみに、国家戦略室のサイトでは、正しく「勾当台公園駅」と出ていた。政府イベントの委託と言えば、タウンミーティングの問題やネット広報の巨額な委託費などが記憶に新しい。自民政権時代だと言われるかも知れないが、現在でも、国民生活が第一という政権でありながら、補正のための補正予算、改革のための改革、国家戦略室を設置するためだけの国家戦略室、という気がしないでもない。平成の開国は多いに議論してもらいたいところだが、フォーラムをやったという実績が自己目的でないか、また、NPU(国家戦略室)の存在意義を示すための活動に終わらないか、気になっている。金を掛けることが悪いというわけではないが、おそらく少ない委託費ではないはずだから、手段としての金の使い方をよく考えて欲しいと思う。新聞広告には、フォーラムの透明性を確保する観点から、メディアには公開するし、参加者も映像が配信されることがあると断り書きがある。それなら、フォーラムの委託費用や発注経緯なども透明化されたい。