現職野平氏敗れる-銚子市長選
新聞の隅に出ていたが、23日投開票の銚子市長選は、現職の野平匡邦氏が接戦で敗れ、新人の元中学校長が当選した。野平氏は4年前にやはり現職を破って当選した。今回は、大学誘致の評価や合併の破綻などが争点だったようだが、ザーッと報道をみただけだが、独善的な市政運営に批判が強かったようだ。現職野平氏の政治手法を批判し、市政の混乱の解消を訴えた対立候補者の1人は、4年前の野平後援会幹部である。仙台市役所にも居た人だ。指定都市になってから仙台市も旧自治省からの人事を積極的に受け入れた。この方は、地道で手堅い役人と言うよりは、闊達で洒脱、自由自在な思考と言動。たまにこういう人もいる。銚子出身、地元の秀才で、また地方財政の経験豊富ということで、1期目は皆が見守っていただろう。この人に限らないが、役人出身の政治家や候補者には、例えば行政経営のプロという言い方をする人がいる。良いことだろうが、結果がでるかどうか、だ。経営手法それ自体や秀才ぶりに投票するわけではない。たまに取り違える人がいて、オレのこのやり方でいいだろう、付いてこれないヤツが悪い、というタイプ。独尊だ。言い方は悪いが、オレが首長になってやっているんだ、という感覚か。首長ポストは社長じゃない。市民が選ぶ公職だ。秀才ぶりの発揮は別なところで存分にやってもらえばいい。秀才でも愚直でも、どっちでもいいが、市民のためになるかどうか、だけのこと。