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テーマ:UFOキャッチャー(436)
カテゴリ:UFOキャッチャー
2008年03月17日23時07分
家庭用ゲーム機市場が活況な一方で、ゲームセンター業界には逆風が吹いている。07年から08年にかけ、最大手のセガが110店、2位ナムコが約60店の閉鎖を明らかにするなど、各社が次々に店舗網を縮小。大ヒットした任天堂の「Wii」などにファミリー客を奪われたのに加え、景気の不透明感も経営を直撃している。 【フィットネス】家族で健康「Wii Fit」!Wiiで楽しくフィットネス!!『バランスWiiボード』同梱任天堂 Wii Fit 【Wii】 平日の午後、大阪市北区の商店街。間口10メートルほどのゲームセンターにいたのは男性客4人だけだ。薄暗い店内にはたばこの煙が漂う。店員は「常連さんが目に見えて減っている。『バイトに入れず金がない』という話を何人からも聞く」と表情を曇らせる。 ナムコが閉店するのは大半が同じような中小型店。すべての店で採算割れしているわけではないが、山形仁・広報グループリーダーは「小型店は採算がとりづらくなっており、追加投資はしづらい」。人気のある競馬ゲームやメダルゲームが大型化していることもあり、大手各社の新規出店は大規模ショッピングセンター(SC)内など1500平方メートル超の大型店に集中。多くは家族連れで楽しめる雰囲気だ。 小型店の経営を支えてきた20~30代のファンには、平成不況で正社員に就けなかったいわゆる「ロストジェネレーション」が多く含まれているとみられる。大手ゲーム会社の幹部は「不景気が言われ出した昨年秋ごろから小型店の来客数が目に見えて減り、持ちこたえられなくなった」と打ち明ける。 一方、各社が力を入れる大型店も収益は悪化傾向にある。セガの07年4~12月のアミューズメント施設売上高は前年同期比11%減(既存店ベース)。大型店に特化しているカプコンも同13%減で、「店舗のスクラップ・アンド・ビルドを徹底する」(小田民雄取締役)という。 大きな原因とみられるのが、06年末に売り出された任天堂「Wii」の大ヒットだ。体を動かし、直感的に操作できるゲームはゲームセンターの得意技だったが、セガの上田晃一郎・広報部長は「体感型のゲームが楽しめるWiiに、熱心なゲームファン以外のお客さんを取られてしまった」。 SC内の大型店で最もにぎわうのは、ぬいぐるみなどの景品を取るクレーンゲームのコーナー。だが、景品の原価が売り上げの3割程度を占め、一般のゲームに比べて利益率が低く、業績への貢献は期待できない。 ナムコの山形リーダーは「誰でも遊べるWiiの手軽さに比べ、業務用ゲームはヘビーユーザーを意識した難解なものに軸足が移ってしまっていた」と反省する。集客の「切り札」として、同社はWiiと連動し家庭で遊んだデータを生かせる業務用ゲームの開発を検討しているという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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