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テーマ:小学生ママの日記(28712)
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23日午前11時20分ごろ、名古屋市千種区見附町3丁目の同市立見付小学校の理科室で、6年生の実験中に塩化水素ガスが発生し、室内の児童8人がのどの痛みやせきなどを訴えて病院に運ばれた。いずれも軽症。児童が実験器具の取り付け方を過ったという。
事故のあった実験器具。注射器型の気体採取器の先端に、試薬の入ったカートリッジ式のガラス管を取り付けて気体を吸い込む=23日午後5時46分、名古屋市千種区の見付小学校、工藤隆治撮影 同校の説明によると、実験には27人が5グループに分かれて参加。物が燃えた後の酸素の濃度を調べるため、注射器型の気体採取器の先端に、試薬が入ったガラス管を取り付けて瓶の中の空気を吸い込む予定だった。担任の女性教諭(35)が手本を見せた後、児童らが実験を始めたところ、1グループの気体採取器から白煙が上がり、児童が異状を訴えたという。 ガラス管は直径約8ミリ、長さ約20センチで、酸素を吸入すると濃度に応じて色が変わる仕組み。逆向きに取り付けると塩化水素が発生するため、教諭は実験前に注意するよう指導したが、児童が過って逆向きに取り付けたという。ガラス管の先端と根元が同じ形になっていて、逆向きに取り付けるのを防ぐ仕組みになっていない。 塩化水素は、常温では気体で、無色で刺激臭、発煙性がある。毒性が強く、少量でも目や皮膚、粘膜を刺激する性質がある。 この実験器具は簡易測定器メーカーのガステック(神奈川県)が製造し、内田洋行(東京都)が販売している。ガステックは「学校での同様の事故は複数把握している。メーカーとして、今後このような事故がないよう努力したい」と話している。 また同校の戸田一教頭は「実験時には教師が直接器具を確認し、子どもに注意するよう徹底したい」と話した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.24 00:40:50
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