人間界日記（アカシックレコード）

灯油タンクにガソリン、薄めて販売　鹿児島の給油所
2009年2月6日22時58分

　鹿児島県伊佐市の川畑石油ガス湯之尾給油所でガソリンが混じった灯油９１４リットルを販売していたことが分かり、九州経済産業局と伊佐湧水消防組合は６日、引火の危険性が高いとして、揮発油等の品質の確保等に関する法律に基づき、１週間の営業停止と灯油の回収を指導した。

　消防組合によると、同給油所の従業員が１月３０日、地下の灯油貯蔵タンクに誤ってガソリン２００リットルを補給。間違いに気づき、灯油を追加して薄める作業をしたが、ガソリンを完全に除去することができず、混入させたまま５日まで販売していたという。

　全国石油協会の定期検査で判明。伊佐湧水消防組合は６日夕、この灯油を使わないよう消防無線や広報車で住民に呼びかけた。これまで被害報告は受けていないという。

　同給油所は九州経済産業局に対し「色が透明に近くなったから大丈夫だと思った」と釈明したという。