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音の棲む場所より

音の棲む場所より

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2010.05.30
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カテゴリ:音を紡ぐ
むかし・・・
 
いくさがあったとさ・・・。
 
 
たくさんの痛みを乗り越えて
今があるわけだけれど
いくさをさけて、
この小さな島国に避難していた人が
期せずしてもたらした恩恵が
今に続いている
そんなこともあるわけで。
 
レオニード・クロイツアー氏とレオ・シロタ氏
当時一流のピアニストであり
しかもタイプの違うお二人が
ながく日本にいてくださったこと
そしてその人脈を
おしみなく広げてくださったこと
それは周知の事実。
 
でも、その演奏を聴ける日がくるなんて・・・(うるうるうる)
 
買っちゃった・・・
 
ぷろふぇっさー・れお
レオ・シロタ 没後40年記念アルバム♪
 
そして聴いちゃった(まっ先に!)
うわさの・・
 
あの・・・
 
ショパン=ローゼンタール版
「ワルツDes dur(別名:子犬)」
 
えぇ子犬のワルツです。
でもね。
 
楽譜のある方、どうぞお手元に♪
右手を全部(えぇ全部です!)3度重音(和音)にして
左手を全部オクターブと6度重音にして
装飾を倍にして、弾いてみましょう~♪(自分でおやりっ!)
 
すごい・・・・・・
 
伝説は作られたものではなかったのね(しみじみ)
 
さて・・・
 
このレオ・シロタ氏。
私が前からぐだぐだと申し述べております
作曲家某Y・M氏の作品を
初めて日本で演奏したらしい・・というお方。
そんな方が、まさしくその当時に弾いている音が
復刻のご苦労をされた方のおかげで
こうして実際に聴ける喜び・・♪
 
ふ~~~~む(ひたすら聴く)
 
1964年12月3日
日比谷公会堂にて
「日本告別演奏会」のライブ録音。
 
いくつかの山田耕作作品が演奏される。
 彼を日本に呼び寄せた人。
そして、もちろん当時の日本最高峰の作曲家のひとり
 
だけれど、こういった「ピアノ曲」は
なかなか一般には知られていない。
もちろん楽譜も手に入りずらい。
 
さて・・・。
 
その山田耕作作曲のあの歌・・・。
 
♪さんごじゅの・・はながさいたら・・さいたらと・・・
 
その美しい前奏から歌に入る直前の数小節。
 「この部分が良いのよねぇ」と
えらそーに弾いて
「ちょっとうたってみてよ」と
これまたえらそーに
テノール某A氏に言ってみたりした私に。
 
「そこって、まるっきりY・Mさんの作風っぽくないですか?」
 
というテノールA氏のご指摘あり。
 
 
あら?
 
そうかも・・・。(ふむ)
 
耳の中で、なにかがかちゃりと音をたてる。
じゃ・・・もしかして・・
こんな風に弾いたらどうなの?と
某Y・M氏の歌曲伴奏の一部分の取りまとめ方を思いついたり。
 
山田耕作氏のお弟子→留学→某Y・M氏に師事
 という邦人作曲家(教授)もおられる。
 一方某Y・M氏の曲を熟知し
たくさん初演もされているレオシロタ氏。
彼は
パデレフスキー・ブゾーニに認められ
クーセヴィツキーと共演したひと。
 
彼や、彼と同時期に日本に滞在を余儀なくされた方々
ローゼンシュトック氏やクロイツァー氏 や・・。
 彼らがもし、ユダヤ人でなかったなら
あのいくさのときに
この東の小国に長くとどまることもなかっただろうし
彼の愛娘が
日本国憲法の中の婦人の権利のために
功績を残してくれることもなかったのだろうし。
 
ふむ。
 
などと・・・歴史の切れはしを
三半規管の中で
ちくちくと縫い付けてみる作業をしながら
なにをしていたか?というと。
 
蕗の瓶詰め大行進
 
大量の(はい・・・たいへんに大量の)蕗をいただきまして
筋をとって、あく抜きして、煮いて瓶詰めにして
なぁんてことをしておりました。
 
いやはや・・・。
 
なんともキッチュな時間でございました♪
 
ミッシングピース探しの糸口となるか?
という音源も
到着待ちだったりするわけで。
 
無意識にピアノに向かっていた子供時代
教わっていた先生が語ってくれた「おはなしのなかのひと」の音が
ぷつっと切れていた
戦後日本の音楽の歴史を
19世紀ロマン派時代の欧州と結びつけてくれる。
それはとても
美しいラインを描く
夢色のリボンのように。
 
もっとも(うふふ)
目の前にあるのは
蕗の瓶詰めの大行進だけれどね。
 
さてと。
また季節は巡り
たしか昨年の今頃
この花が
「二色ウツギ」という名まえと
こちらのブログのコメントで教えていただきました。
また、この花の季節となりました。
季節はめぐる
花は変わらずに美しく
さて、自分は?
 
なにか少しでも
つかめていたら良いのだけれど・・・
 
ねぇ?
ひさしぶりのお外ですね
 
さてね・・どうだろうね・・・。
 
という
 
こちらは久しぶりにベランダに出たM氏です。
明日はすこしは晴れ間が出るでしょうか?
 
ではでは、本日も唐人の寝言にて失礼をばいたしました~♪
 
 





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Last updated  2010.05.30 23:35:00
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