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カテゴリ:舞台を創る
ものがたりの樹 という「音楽詩」を上演したことがありました。 そのこと自体が「ものがたり」になるほど遠い日のこと。 つい最近、ひょんなことから 脚本を含む資料をご要望いただきました。 ところが、他の資料がすべてあるのに 脚本だけ見当たらない。 まぁなんということ! このブログで「脚本を持っているひと~~♪」 と叫びましたら 「私持ってます~~♪」と 声をあげてくれたRちゃんのおかげで 無事すべての資料をお渡しできました。 実は某小学校の校長先生のもとへ。。。。 こんな学校です。 ここは職員室前の談話スペース そして図書室前 室内はすべて地元産の木材を使用。 実に気持ちの良い空間です。 机やいすの一部は組み立て自由になっていて まるで、文子センセ&まもるセンセ作の 「つみきでとんとん」みたいな世界でした。 そしてこちらは階段下など、あちこちにつくられた 「かくれが」(壁にほらあなが作ってあるの 笑) 使い方に制限はもうけていないそうです。 お写真は撮れませんでしたが、 感心したのは特別支援学級のありかた。 保健室と支援級が並び、 その間にバスルーム(トイレ付き)があること。 なにがおきるかわからない子供たち。 だれにも見られずにすべてをきれいにできる。 そういう場所が学校の中にあるなんて素敵♪ そして、こちらはピオトープ せせらぎの上にあるような学校ですから。 自然を取り込むというよりも、生物観察のためかな? たくさんのお話を伺い、 たくさんのお話をきいていただきました。 こうやって、ひとりからひとりへ、 そしてまた次のひとりへ こっそりひっそりと、「ものがたり」を伝えていければ それでいいかなぁと そんな風に思った小春日和の昼下がりでした。 実は脚本作者女史も 「うへ?忘れてた!そんなこと書いたっけ?」 ということでしたが(爆) さんちゃんことRちゃん このときに演じた役の台詞に こんなのがありましたよ。 自分はもう枯れてしまう。。。 もう「ものがたり」は伝えられない と言う 「ヤマナシのジィさん」(駅のシンボルツリー) それをはげますようにあなたが言うのよ。 「そんな!ねぇ あきらめちゃだめだよ! 町のみんなだって、 ものがたりを聴きたいにきまってる! ただ、ちょっと忙しすぎるだけ 立ち止まる時間がないだけなんだよ」 そして、うたにつながるんでしたね。 ー♪ 立ち止まり 振り向けば 消えのこった輝き だきしめて 微笑んで それは 遠い日の物語。。。。 脚本を読みたいとおっしゃってくださった 校長先生と その脚本を見つけてくれたRちゃんと そして、もちろん! あの日舞台できらきらと輝いていた みんなみんな! すべての子供たち! そして、その子供たちを そっと見守ってくれた すべてのスタッフの心とともに ファイルにしまわれていた 「ものがたり」を 次の世代に伝えてきましたよ。 すべてのみなさまに 心から、ありがとう!を こちらは学校へ行く道の途中 なんとまぁ蒼い空でしょう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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