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大上段に尊敬する人は居ますか?
と聞かれると答えに詰まってしまうでしょうが 「この人はスゴイなあ」 と言う人なら何人か挙げる事ができます。 孫文はそのうちの一人です。 清朝政府から命を狙われ、何度も武装蜂起に失敗し 辛亥革命に導いたが直ぐに袁世凱に権力を奪われてしまう。 人がいいのか苦労性なのか分かりませんが、 不撓不屈の精神、博愛思想、そういう孫文の考え方が好きです。 ”甘苦来時要共嘗” 孫文のこの言葉は私のお気に入りの言葉でもあります。 = 作家陳舜臣の作品です。孫文の伝記というよりも辛亥革命史といったほうがいいような内容です。押せば倒れる清朝政府、と思っていましたが、革命派でも足並みが揃ってなかったり、連絡が悪くて武装蜂起が暴発したり、守るほうもお粗末ながら攻める方も結構ザツだったのか。 と意外な側面を知ってしまいました。 辛亥革命と後に呼ばれる武昌蜂起にしても孫文は遊説中のアメリカで新聞によって知らされます。革命のイメージとはかけ離れるのですが、そのようです。宋慶齢との事にも触れていませんし、”孫文”と題名が付いているのだから、もっと孫文を濃密に書いて欲しかったです。 孫文(上) 孫文(下) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月23日 21時19分49秒
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