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テーマ:お金のハナシ(2512)
カテゴリ:自己啓発
2連荘(れんちゃん)になりますが、本多静六翁の著書。 本多静六自伝体験八十五年 1,050 円 やはり苦労人です。 それから負けず嫌い。 おかしかったのは ドイツ留学時代、本多家が財産的に苦境に陥ったため学費の送金が滞り不自由な生活を強いられた。 ドイツでは女性が男性を散歩に誘い、買い物とか何とか出費の一切を男性が負担する。 どうもそんな風習だそうです。 ところが若かりし本多静六氏は金がなかったものですから 夜遅くまで学校にこもりっ放しにして、誘われるのから逃げたのだそうです。 それから後藤新平 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E6%96%B0%E5%B9%B3 との交友。 これが傑作だ。後藤新平がいかにズボラな人間だったかがわかるが、 その対極にあると思われる本多静六と仲が良かったという点においては 思わず微笑んでしまう。 ミュンヘンで知り合ったと言うか後藤からドイツ語もできないのに 強引に本多の指導教官に紹介せよ無理強いされたことから始まっている。 初対面でここまでずうずうしくなれるものかな? 後藤は関東大震災後の東京の復興案があまりにもスケールが大きかったので 大風呂敷と呼ばれるが 関東大震災の復興案は 元をただせば本多静六がバルセロナへ行ったときに仕入れた資料を 丸ごとそっくり内務大臣案として後藤が提出したものだそうだ。 そのまま作っておけばもっと面白かったのだが、 予算がそれを許さず 大幅に縮小されたのだそうだ。 と言うことはバルセロナは都市計画の観点からすると 東京の何倍もスケールがでかかった事になる。 金儲けのネタ的なことはあまり触れられていないが、 本多静六という勤め人にして一財産を築き上げた人が どんな人生を送ったのか、それがわかる本である。 努力が結果に結びつく4ティアアフィリはWebDo お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月13日 23時52分17秒
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