ホンコンスターオーの香港日記

毎年楽しみにしています。
朝日新聞と全日空の主催で落語家を呼んで見せてくれるのです。

噺家が高座に登る時のお囃子ですが、つい最近までは上方落語だけだったのだそうです。
それが吉本が東京進出する時にこの習慣を持っていったのだそうです。

三味線は必ず女の人、お囃子は歌舞伎や義太夫などの節を借用しているのだそうですが
本気でやってるわけじゃないので堪忍してぇな、と言うことのようです。

前座さんのお囃子は”これ”とか、春団治のお囃子は３代続けて同じのを使ってるとか
そう言う話、実際の演奏を聞かせてもらいました。

噺家がくだりを向いたら入口から家に向かって声を掛けているのが決まり事なんだそうです
これは歌舞伎の花道が舞台から見て右側にある影響なのだそうです。

それから落語

笛を吹いた林家染左さんがトップバッター
阪大を出て落語家になったのだそうです。
十徳、
表を見れば羽織のごとく、裏を見れば衣のごとく、で十徳
友達にねんごうを言いに行ったら
表を見れば羽織に似たり、裏を見れば衣に似たり、で「これはしたり」
むっつとやっつは忘れました。

つぎ！
太鼓を叩いていた桂雀喜さん
ジャッキー・チェンのファンなのだそうです。
サイコロ博打でベテランをマネてイカサマをした若造がしくじる話。

内海英華さん、三味線です。
「短いから直ぐに覚えられますよぉ。」
と言ってましたが、くしが4畳半にあった、
それと艶っぽいのがもうひとつ
まだまだありましたが、三味線がお上手でした。

桂雀三郎さん、枝雀さんを思わせるアクション、声色も似てました。
枝雀さん、生きてたらなあ、、、。
酔っ払いの親子の話、
うどんの屋台の大将との掛け合いも面白かったが、
「こんなグルグル回る家なんかいるか」
のオチも聞いた事があるはずなのに面白かった。

トリは林家染丸さん
NHKの”ちりとてちん”で落語指導をしているそうです。
（”ちりとてちん”は知ったかぶりの高慢な人物をからかって腐った豆腐を”ちりとてちん”と言うへんてこりんな名前を付けてまんまと食わせてしまう話です。）
借金を溜め込んだ主人公が借金取りに来た登場人物の趣味に合わせて撃退する話、
川柳、義太夫、歌舞伎、最後はケンカの好きな魚屋。
言葉尻を捕まえられて、借金を棒引きされた挙句につりをよこせと言われたところで
お開きとなる。

生で落語が聞けるのって本当に贅沢ですよね。来年も是非行きたいです。

そういや主催者の挨拶が無かったですね。落語聞きに行ったんだから良しとしましょう。
抽選会もありませんでしたが、あれは長くなるからナシでもＯＫ！！





結果の直ぐ出る４ティアアフィリ