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カテゴリ:仕事
義務感で読む本ほど苦痛なものはない。
この本の題名を見て会社で買ってもらったので 読了したのは意地以外の何者でもなかった。 初めにこの本の名誉のために言っておくが 注目されている東南アジア地域の物流の現在が 実地に取材された 優れたドキュメンタリーであることは間違いはない。 現地にある物流会社にインタビューするだけではなく 東西回廊、南北回廊など実際に走っているし トラックにも同乗している 非常な力作なのである。 では、何が苦痛であったか? しょぼいのである。 ”チャイナ プラス ワン”が提唱されてから随分と時間が経つ キャノンがベトナムに進出したのも 住友商事が工業団地を造成したのも かれこれ何年になるだろうか。 それなのに物流のダイナミズムが感じられないのである。 ただ、マレーシア近辺では活発に物が動いていると言う感じだった。 ほかの地域は「工場が止まるからエアで何とかしのいだ」と言う話が やたらと出てくる。 道を作ったけど、さあ、何を運びましょうか? と言う話もかなりある。 それからSecurityの悪さ 海賊対策、盗賊対策。 日本で批判されている道路行政を 東南アジアに輸出したのであろうか? 東南アジアの物流が今どうなっているのか? チャイナ プラス ワンに 関心のある方にとっては必読書(お仕事として)。 この本を読んで脳裏を去来したのは丘永漢氏が論語の中で一番好きな言葉 「人能弘道非道弘人也」 人よく道をひろむ、道人をひろむるにあらずなり。 言葉の意味は丘先生の解説をご参考ください。 http://qshop.shop7.makeshop.jp/shopdetail/002002000026/brandname/ アジアの道 \1,890 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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