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カテゴリ:民事法務
今回の傷害事件では、けがを診察した病院から病名(けが名)と加療の見込み日数のみが書かれた診断書のみしか出ておらず、通常は画像診断記録や後遺障害診断書なども出るはずですが、お客様のお手元にはないそうです。
こちらでもっている資料は受任通知と示談金を提示した書類、診断書のみ。 弁護士さんも、「これじゃぁ、慰謝料の金額がわかりませんねぇ・・・。」 でも、そういった資料を病院から出してもらうにしても5000円なり、1万円なりかかりますし・・・。 後遺障害が認められれば、慰謝料の金額もだいぶ違います。 私がお客様と初めてお会いしたときも、そのけがの状況ですと、後遺障害が認められるのは難しいと思いますよ・・・とお話しておきました(当時はまだ治療中で外見からわかりました)が、昨日、弁護士さんも「難しいですね・・・」と話されていました。 後遺障害っていうのは、外見上もそれとわかるような結構大きな障害がないとなかなか認められないものです。書類審査ですからね。 でも、お客様はある特定の動作をすると痛くなると話され、不便を感じるとのこと。 ただその痛みというのはどれほどの痛みか。われわれはもちろん、お医者さんもわかることはできないものです。当事者じゃないと本当の痛みはわからない。主観的なものだから。ただ、それをどの程度慰謝料の中で考慮して金額に落とし込めるのか。それがやはり難しいですね。 弁護士さんのお話では、今回の示談金。交渉によって提示額の○万円増加は確実だけど、それ以上はちょっとやってみないと何とも言えないとのこと。 着手金は「かすやさんの紹介もあるので安くして・・・」△万で、成功報酬を増加額の□%でどうですか? とのこと。 まぁ、○万以上は何とも言えないとのことですが、もし満額もらえれば4~500万円程度増額されることも可能。そうしたら、うれしいですよね。 でも、やってみなきゃわからないと言われている以上、○万増額したところで、言われたお金(着手金△万+成功報酬)支払っても、結局手取りは少なくなってしまう・・・。いわゆる費用倒れってやつです。 でも、それは考え方次第で、真実を明らかにしたいとか、相手に言いたいことを言って納得した解決にしたいとかいうことであれば、手取りが仮に少なくなっても交渉をお願いするということもありますし、逆にお金が欲しいということであれば、ギャンブルをしないで相手の提示額のまま示談書にサインするという方法もあります。いずれにしろ、お客さまにとっては厳しい選択には違いありません。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 専門の行政書士だから迅速、安心。 会社設立、車庫証明その他の許認可、相続 ご相談は↓ 事務所名は『かすや国際行政法務事務所』 HPはこちら 042‐674‐7921 お見積もり、お問い合わせ、ご依頼はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 28, 2007 09:23:34 PM
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