かすや国際行政法務事務所－業務日誌

現物出資のご相談を受けています。

現物出資の出資財産は時価評価ですよ、ということはご説明しておきました。

が、今回出資財産のうちある物にプレミアがついて中古市場では結構高いんだとか。

でも、プレミア評価というのは、その物に興味があってその価格で買ってもいいよ、というのは人による評価です。つまり客観的な価値ではありません。

しかし、法務局サイドでは書類がそろっていれば登記はできてしまいます。法務局には実態の調査権限がありませんので。でも、会社法上は「てん補責任」がでてきますし、法人税法も問題が発生する可能性はあります。さまざまなリスクを考慮すると、なるべくプレミア評価は避けたほうがよろしいですよ。

お世話になっている税理士さんに確認したうえで回答しておきました。

税理士さんの補足では、プレミア評価をする場合にはその価格になる根拠は何か、証拠資料を用意しておくといいそうです。たとえばオークションで同じものがこの価格で売れていたとか、この店ではこの価格で売っていたとか、実績が必要だとのことです。

先生、先日はご馳走様でした。また飲みにいきましょうね♪

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