かすや国際行政法務事務所－業務日誌

昨日は車庫証明の受け取りと、新会社設立の商号調査に行ってきました（商号調査はおとといも別の区でやってきました）。

車庫証明は別の方に行っていただきましたが、電話がかかってきて「警察の担当者から本当に“メルセデス”でいいのか？と聞かれているけど、“ベンツ”も入れたほうがいいか？」という問い合わせがきました。

でも、ベンツって車種であって、メーカー名は“メルセデス”でしょ？

何を言っているんだ警察は・・・と思って「メルセデスでいいですよ」と即答してしまいました。

でも、電話を切った後、なんか怖くなって、メルセデスの直販店に聞いてみました。

そしたら、なんとメーカー名は「メルセデス・ベンツ」が正式名称だとのこと。

警察の言い分では、古い車種は「メルセデス」で出す人が多かったけど、最近は「メルセデス・ベンツ」で出す人が多いとのこと。

え・・・＾＾；受け取ってしまいましたけど、今から直せませんか？

「無理ですねぇ。シール渡す前ならコンピューターで調整しているところだったので直せましたが、コンピューターに入れてしまうと勝手に直せないんですよ。陸運局と連動しているので。」

まさか、初の車庫証明やり直し？

あせりつつも気を落ち着かせ、管轄の陸事に電話をかけて聞いてみました。

陸事の電話はすべて自動応答です。が、そこであるコードを入れるとオペレータにつながり、個別的な質問もできるようになります。

窓口のお姉さんは、

「たぶん大丈夫だと思いますけど、間違っているといけないので、念のため、登録の担当者におつなぎしますね。」

担当のおじさんも

「軽微な間違いなので、いいですよ。登録できますよ。メルセデス・ベンツをトヨタとか書いたらできませんけど」

あら、やっぱ間違いでしたのね＾＾；

「次から気をつけてください。

はい＾＾；

あとはお客様が許してくれるかどうか。

お客様に、「メルセデス・ベンツ」を「メルセデス」でとってしまったこと、しかし軽微な間違いなので陸事の申請はとおること、でも間違いは間違いなのでお客様が「ベンツが入っていなきゃいやだ」というのであれば無料で取り直しますよ、ということをお伝えしました。

そしたら、優しい方で、

「陸事がとおるなら問題ないですよ」

と笑って許してくれました。

車庫証明は行政書士の基本業務ですが、何十件経験しても、経験を過信することなく、ひとつひとつ確認しながらしなきゃいけないんだなと改めて思いました。今回ははじめての立体駐車場の申請でしたし、まぁそれは問題なかったんですけどね。

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