かすや国際行政法務事務所－業務日誌

実家の近所で殺人事件がおきました。

ニュース報道はこちらから。

うちの実家から車で１０分くらいのところです。

それで関係者から電話がかかってきたり、こっちから情報集めに電話かけたり大変でした（うちの実家は関係者ではありませんが、近所でこういう事件があったので色々と）。

この事件を受けて、熊沢集落の家は関係者の家もそうでない家もみんな松飾をおろしたそうです。義理堅い地域なもので。

この記事を少し補足しますと次のようになります。

＜人間関係＞
「義理の祖母」というのは、おじいさんの後妻にあたり、逮捕された方から見れば「お母さんの育ての親」にあたります。「奥さんの親」ではありません。

＜事実関係＞
「お母さんの育ての親」が「お母さんをつえで小突いていた」ために年始で酔って帰宅した逮捕された方が頭にきて「お母さんの育ての親」に暴行を加えた、というものです。

なお、聞いたところ、「お母さんの育ての親」は日ごろからお母さんに暴行を加えていたということです。しかも、逮捕された息子さんが留守のときに。でも、息子さんはそれに気づいていた。親孝行の息子さんがお母さんを守るために起こした、なんとも悲しいできごとでした。

お母さんは治療の甲斐なく亡くなっています。

そのことを聞いた息子さんの心中察するに余りあります。せっかくそこまでして守ろうとしたのに助けられなかったわけですから。

なお、お母さんは亡くなっていますので、「お母さんの育ての親」が一命を取り留めて退院すれば、殺人罪なり、傷害致死罪なりで逮捕されることでしょう。
89歳でなぜそこまでしなければならなかったのか。また、お母さんは半身不随だったそうですが、もし日ごろからの暴力が原因で半身不随になったとしたら、しかも最後の最後に殺されたとしたら、なんともいたたまれません。