使用人行政書士
今日同期の行政書士のAさんから「支部を異動して某事務所の雇用行政書士になりました!」というお葉書をいただきました。「使用人行政書士」というのは2003年の法改正で「行政書士法人」が認められた際、認められたものですが、先に示した兼子先生によれば、「行政書士業務の分業化・専門化に伴い、依頼者の承諾の下に分業的な業務担当によってサービスの高度化を図り、国民の利便を向上させる業務組織編制なのであるという見方が示されている」とされております(兼子『新版 行政書士法コンメンタール』北樹出版、2005年、46頁)。東京都行政書士会の会報を見ましても、毎月2~3件のペースで行政書士法人が作られているみたいです。これは、司法制度改革の中で行政書士事務所が強化されるためにも、また個人の能力を補うためにもいい傾向だと思います。