ここのところ不祥事続きで、只でさえマイナーなのに、よいイメージがすっかり無くなった
ラグビー日本代表チームだが、IRB主催の正式な国際大会「TOSHIBA SUPER CUP 2005」の決勝がカナダ代表との間で行われた。
スカパーJ-Sportsで観戦したのだが、結果は15-10のスコアで力及ばず敗戦。相手の実力に差があるから単純に比較はできないのはわかってはいるが、今月上旬に行われた「ラグビーワールドカップ2007アジア地区予選」で随所に見られた、仏のシャンパンラグビーのエッセンスを取り入れたフレアーなオープンラグビーがひとつも見られず、ロースコアで勝つための戦術としてキック中心であったのががっかりした。
なんとしてもカナダに勝って二連覇し、暗い話題を払拭したいのだろうが、この先、強豪のアイルランドとテストマッチをすることを考えると、せっかく明るい兆しが見えた戦術としては、また一歩後退してしまった感が否めない。フレアーなハンドリングラグビーこそ、世界のファンが待ち望んでいるジャパンラグビーの姿なのだよ。6カ国対抗を制したウェールズは、あの体格とスタミナをもってして、黄金期を彷彿とさせるようなハイスピードなハンドリングゲームをしているのだから。ぜひ、フランスだけでなく、今シーズンのウェールズをも手本にワクワクするようなゲームをしてほしい。