ACM「北京の幽霊」~穴とら屋で鴨とハートランド生
明日、茨城県高等学校教職員組合・第80回定期大会が行われる。準備と、執行部打ち合わせもあるために朝早いので、水戸駅南口前のホテル テラス・ザ・ガーデン水戸に宿泊。 ここのホテルは水戸駅直結で施設が新しいのが何よりだが、朝食付きのシティホテルで、ビジネスホテル並みの格安値段設定もありがたい。唯一の欠点は、南口のペディストリアンデッキから西側の部屋が丸見えなので、せっかく見晴らしが良くても、ブラインドを降ろさないとリラックスした格好で部屋をうろうろ出来ないことぐらいか。 楽天ポイントがたまっていたので、それを使用し、楽天トラベルより予約。朝食付き駐車料金込みで支払い現金は1100円で済んだ。とてもトクした気分! チェックインの後、夜は友人のKと一緒に水戸芸術館ACMにて「北京の幽霊」(飯沢匡作・1943年/松本小四郎演出)を見る。 50年前に書かれた日本の中国侵略を批判した喜劇であるが、演出では反体制・反権力的な風刺は弱められ、清朝時代の宦官であった二人の兄弟、日清戦争で死んだ貧しい兵士と、ユーモラスな3人の幽霊たちに見守られながら、北京で学校を作った日本人家族の日常が爽やかに演じられた。 特に宦官兄の幽霊役である冨岡弘の深みのある演技が、若い俳優たちの中でいぶし銀の輝き。「怒濤」で久々に復帰した、旧くからの友人の細君である米川理恵子も、幽霊に翻弄される前半部分で熱のこもった演技を披露。公演初日の割には空いていたのは、地味な作品だからか……。 終演後、近くの穴とら屋にて食事しながら軽く呑む。ここは鴨料理が美味いということなので、鴨のお狩場焼きを注文。鴨肉はオスとメスを選べて、値段も違う(オス¥1,870・メス¥2,480)のだ。悩んだあげく、今回は脂ののって柔らかいメスを選ぶ。鴨は季節によってフランス産と地元茨城の霞ケ浦産を使い分けるらしい。どちら産だったか聞きそびれてしまったが、脂がのって柔らかく、しかも肉の味が濃い。今度来たときは、鴨スキを食べてみよう。 生ビールもこだわりがあり、キリンのハートランド生とブラウマイスター生を置いていて、どちらも新鮮で美味! ついつい飲み過ぎてしまった。深夜2時まで営業しているというのもイイね。水戸芸術館界隈ではお薦めのお店♪