ＯＦＦＳＥＴ　ＨＯＢＢＹ　ＲＯＯＭ　３号館

ビージェイさんでかすたまＰの真紅がセールになっていたので注文。

ボークス かすたまP 「ローゼンメイデン トロイメント」 真紅
今ならでじたみんさんで他のと併せて買えばよりお得です。

ボークス ローゼンメイデン・トロイメント かすたまP 真紅 【霜月ポイントスペシャル】

それでは早速レビューです。

全体写真。ペイント風の顔パーツを着けています。好みの差があると思いますが、アルター版と甲乙つけがたい出来。ちょっときつめの目がいいですね。



ドールアイ使用の顔。ドール特有の美しさがあり、吸い込まれそうな透明感が最高。



大きさはこんな感じです。
ドールアイはブライト部分やシャドーもあり、漫画的なテイストが含まれています。



ドールアイは裏側からこのように固定されていて、目線の変更も可能。
ただし、余裕を持って作られているので、ガタガタとずれてしまいます。
ボークスから瞳パテという練り消しみたいなのが発売されているので、それを使えばガタつかずに済むので、ドールアイ派は買った方がいいですね。



かすたまＰのジョイント。
さすがに海洋堂のリボ球の特許権に抵触しないよう、そんな感じにつくってありますが、正直「ダメだろコレ！！」な要素が盛り沢山。
１つ目、すぐはずれる。
このボッチを穴のスリットに入れてねじる事で、はずれないようにするみたいですが、逆に言えばスリットとボッチが合うとすぐはずれます。
２つ目、ホールドが弱い。
全体でシブみを出すリボ球と違い、ボッチだけでシブみを出しているようで、左右に動きやすいです。
３つ目、精度が無い為バラけやすい。
中をバラすとリボ球に似た機構が見られる（歯車型の棒が穴に入っているだけで、削れたら終わりです）んですが、精度が無い為、動かしていると隙間が開いてきます。




スカートを取って中を露出させたものです。
各関節部は昔の球体関節ドールを思い出させますが、現代技術でこの出来はありえない程つなぎ目がみじめです。
「このっ！ジャンク！！」
なんて水銀燈様に言えない！！
もうちょっと大きさを考えた方がいいのですが、多分動かして遊ぶ時に壊れないようにという配慮でしょう。
・・・ムダな配慮ですが（苦笑）
どう動かしたら壊れるような動きになるって言うんだ！？
横ロールしか出来ない腰！
スカートが邪魔で動かない股関節！！
同じくあまり自由が利かないヒザ関節！！
それらによってあまり動く事が無い足首！！
ケープで動きが制限される肩関節！！
よく動かすのなんてヒジと手首と首ぐらいです。
海洋堂のリボルテックみたくアクション重視じゃなく、最低限ポーズ変更が出来るだけのもののようです。
まあ、裸に近いようなキャラならもっと動くんでしょうけど。
なまじそういうのと同じ関節を使うから商品単価が無駄に上がるのではないでしょうか？



ぐるぐる髪です。
２パーツで作られていて、接続部に強度を出す為に真ん中が埋まっています。
ハァ・・・
こういうのは斜めに接続部を作って強度を稼いで欲しいものですが。
腕に覚えがあれば中をくり抜くと吉。



今回一番の激怒点。
肩のケープを接着するのに、肩関節も一緒に接着されていました。
こんな事が出来ないくらいなら、最初からハメ込み式にして欲しいものです。
そうすれば万が一肩関節が壊れた時にも関節だけ買ってきて交換が可能になるというのに・・・
むりやり引き剥がし、そのままにしています。
使い勝手良くなって満足ｗ



かなり驚いたのがツメ部分。
ツメだけパール塗装されていて、とても良い感じです。


総評
全体で見ればかなり良い出来ですが、これで定価￥８０００は高すぎ。
特価￥５０００ならまあ、納得。
フィギュアというより、ドールの延長線上にあるのに、ドールの動きが出来ないという中途半端な出来。
ほんの少しならポーズ変え可能なので、飾って楽しむ分にはいいけど、飾るためのドールスタンドすら付属していないし（汗）
うまくやれば自立するってのがすごいけど・・・
何がしたいのか見えてこないのが気味悪いです。
キャラ人気をあてこんで、自社製品でそれをトレスしてみましたーみたいなモンかな？
アニメージュの誌上限定ドール買うより、コレ買って、裸素体買って、服作ればもっと良いのが出来そうな感じなので、フル可動のドールを作りたい人は素材として使ってみるのも一興かも。
と、まあここまで書いておきながら、まんざらでもない俺。
かすたまＰはかすたまＰなりの良さがあるとしか言いようが・・・
すいません、上手く書けませんわOTL