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テーマ:今日聴いた音楽(75668)
カテゴリ:レビュー
うつ病の具合が相変わらず悪い。深夜にオヤジの傘を持ってコンビニへ行き、違う傘を持ち帰ってきた。ブランド物らしく、オヤジは機嫌が悪い。そもそも私は持っていったその傘を、ユニクロで自分が買った傘だと認識していたので、「アレ?これ、なんかちがうぞ。」とわざわざ、差し込んだ場所でない傘を持ってきたのだ。いやまて、オヤジの傘はTUTAYAの時に入れ変わったのかもしれぬ。ということで、ビニール傘以外は、傘立てに置いてはいけないようだ。
昔は、ヘボい傘が立派な傘に変身していくことが多かったのだが。 今回は、傘の話をするのではなくて、ピンクフロイド様のDVDについて語るつもりであった。『驚異』という名の2枚組み豪華版アルバムがアマゾンより届いたのである。定価は4935円だが、3700円ほどであった。コイツは凄いですよ。封を切って解説を読む。充実していることよ「ピンクフロイドへの道」というブックレット。伊藤正則がピンクフロイドとの出会いを語っていて、それがなかなかに文章がていねいで、マサもさすがに30年も文章を書いてきてうまくなったな、と感慨にひたっていたら、最後に(談)とあって苦笑した。マサのライナーノーツはバーニーのギターのようにいつまでも変わらないのであろうな。 94年、フロイド最後のツアーの記録である。彼らのライブは照明やら小道具やらの演出が凄くて、他のバンドとは比較にならぬほどに凄い。一生で一度、フロイドは観たいところであるが、もうかなわぬ願いなので、こうしてビデオで満足するほかないのだ。 スピーカーの真ん中で正座して聴きたいものである。 (もちろん5.1ch対応なのだが、出力が2種類ある。じっさい、座る角度まで英語で説明されている) お客さんだって座っていますよ。解説で誰かもいっていたが、フロイドのライブは歌舞伎のようなもの。すでにクラシックといってよい。100年後にピンクフロイドのライブは誰かによって再現される。彼らのライブはそういうシロモノなのだ。 帯に「時代を超越する音芸術」と書いてあったが、ぜんぜん大げさなコピーではありません。 私はジャケットをしばらく眺めていた。体調が悪いので本当ならば、今は観るべきではない。もったいない。しかし禁欲できず、そして途中で停止するというデヴィッド・ギルモアに対してたいへん失礼なことをしてしまった。本編の途中でポーズ状態だが、このDVDはボーナス動画を入れると4時間にもわたるのである。もうお腹いっぱいになるぞ。 とにかくすべてのロックファンに観て欲しい。ピンクフロイドというひとつの芸術形態を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月27日 17時02分39秒
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