じつはこの日記はうつ病の療養によくない。
そんな気がしてきた。02年にうつ病を発症しダウンしたことがきっかけに始まったウェブダイアリ。当初は日記を書くことで自分と向き合い、よい効果となった。心を病んだ人たちと共に病気と戦ってきた。しかし、何度か再発し、今回のように重症となり退職するほどの状況となり、家族の環境も悪化して、行き詰まり、それを面々と書き記すうちに、この状況から打開できない泥沼のひとつとしてこの日記もあるんじゃないかと、そう思うようになってきた。
骨身を削って書いていることは確かなのだが。
大げさに言うと命がけで書いているところもある。読む人にとってはこんな文章が書けるなら、たいしたことではないんじゃないかと思われる気もする。自殺願望をうっちゃるために、こうして書き記す日記は、自分と向き合うという目的から、現実から逃避してネット社会にのみ生息する典型的なひきこもりの形態となった。これはいけないことではないかと思う。
そろそろ、『人生楽陰核』も終了したほうがいいのではないか。
少なくとも終了を目標とすることが病気を治すことになるではないか。ブログという媒体より興味を失うことが、治ったということではなかろうか。忙しい毎日を過ごしている人で、私の知り合いにブログを熱心に書いている人はいない。というか、インターネットによるコミュニケーションにあまり興味がない。それがありふれたライフスタイルではなかろうか。私の世代は働き盛りですから。
ということで終了することを目標にしていこうと思う。しばらくはダラダラと駄文を書き連ねるのだろうが。
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