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ブックオフへ売り飛ばすべく書棚を整理し始めて、ある文集が目にとまった。小学校5年生の頃、私が東京より千葉へ転校するにあたって、クラスメートが私への贈る言葉を書いてもらったものだ。昨今のイジメや鈴香容疑者への卒業文集などを知ると、旧友が私にどんな文章を書いていたのか、確認するのは少々、こわい。ちょっと拾い読みしてみることとしよう。
------------------------------------------ おぎーの君へ 加藤○一- ぼくは、おぎーの君とは越してきたばかりであまりつき会ったりしませんでしたが、気ずいたことをここに書きます。 まずおぎーの君はとても働きすぎだということです。 いつも図書のせいりをいっしょうけんめいやったり、そうじをいっしょうけんめいして先生に注意されるまでしています。 また、気がよくて、あまりおこりっぽくないようです。人にわる口を言われたりしても、ぶつぶついわないでだまっているし、人のわる口を言ったりするようなことがないからです。 ------------------------------------------ ※ いや、いきなり脱帽したぞ、加藤君。私はそんな小学生だったのか。働きすぎで、宿題を忘れるというみょうな子供だったな。 ------------------------------------------ おぎーの君へ 伊藤か○る おたのしみ会では森君といっしょで司会になってしまったわね。 でも、おぎーの君は、はきはきしているから司会なんかだってあうんじゃないかしら。私なんかだったらぜんぜんだめだけれど ------------------------------------------ ※ おねえさんぶったコだ。仲がよかったような記憶がする。 ------------------------------------------ おぎーの君へ ○ ○育子 生活班の班長だったおぎーの君は、物事をちゃんとやっていましたね。 感心しました。 私は、時々、いじ悪をしたりしましたが、すみませんでした。でも悪ぎをもってやったわけでは、ありません。ただ、のそのそと、物事をするのに、はらがたったのです。 学習班の時も班長でしたね。 テストの点もいい方でしたね。 さすが班長だけあっての天才だと思いました。 ------------------------------------------ ※ かっちりとシャーペンで書かれた筆致。彼女はしっかりしているぞ。どこの会社にいってもいつの間にか仕切っているOLだ。目のチカラが強かった。のそのそで悪かったな(笑)なんか、再会してこの作文を見せたくなった。 クラスの憧れの学級委員もコメントしてくれている ------------------------------------------ おぎーのはかせ君へ 原○子 毎日、いっしょに勉強をしましたね。おぎーの君は、自分の意見を、自分なりに述べてはっきりしたところがとてもすきでした。私も、そんなところを、たくさん見習いたかったのですが、もうお別れですね。 また、女子にもらんぼうなことはせず、話の相手になってくれたりして他の男の子とちがったよさが見られました。 これからも体に気をつけて元気にくらしてください。 ------------------------------------------ ※ 原さんは顔も覚えている。良妻賢母型の賢いコ。たぶん、いい旦那と結婚して幸せな奥様なんだろう。 みんなが褒めてくれているわけではなくて、こんな作文もある。 ------------------------------------------ おぎーの君へ ○ ○弘美 あなたのかおを見た時、 「へんなかお。」 と思いましたけれどハンサムですね。 何日に転校なさるのですか。 りんかんに行くのですか。 行かないのですか。 それとも… ごめんね。ふざけてしまって。 でもあなた目がへんね びっこみたい。 わたしもそうだけど。 おそろいね。 では、いつまでもお元気で ------------------------------------------ ※ ファミリースナックのママにでもなっているのではないか。彼女は早熟で、男を舐めるように見るところがあった。恋多き人生を歩んでいることは容易に推測できる。 まあ、「キモい」「氏ね!」がなくてほっとした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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