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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:メンヘラー!
お彼岸の頃よりようやく引きこもりから脱出しだした私であるが、この2週間ほど、だるさと眠さが酷くて、半日ほどしか離床できない日が続いている。大丈夫なのか、私の職場復帰は。なんとかしようと3日ほど前に、スーパー銭湯に行った。ここには1箇所、房総の温泉を運搬して沸かしている風呂があり、手短に温泉体験をしてみた。すると、全身がマッサージの好転反応のごとく、気持ち悪くなり頭痛が激しく、とんでもないことになってしまった。自律神経の具合がめちゃめちゃなのである。
整体の視点でいえば、私は首と頭にエネルギーが集中してしまって、ボーッとしているのだ。丹田に力がまったく入らず、ふわふわしている。下りの階段を満足に下りられない状態なのだ。この手の訴えを西洋医学にいっても相手にされない。ということで、私は中国整体の診療所を訪ねた。 二十歳くらいのまあまあかわいいコが受付にいた。「どこが悪いのですか?」と訊かれて、首に力が入っていることや左右の足の長さが違っているようだ、ということをいった。本当はもうひとつ重要なことを言いたかったのだが、喉から出かかりつつも言葉にできないことがあった。「インポテンツなのですが…。」 受付のコがもたついていると40才くらいの院長が『何、やってんだ』という風情でやってきた。受付のコに対する態度が絶対服従なわけだ。私は瞬間的に、サディズムの匂いをかいだ。この診療所を訪れる人はインターネットで見つけた人が多く、電話での予約受付がほとんどで、私のようにふらりと飛び込んでくる患者はほとんどいないのだろう。口コミの評判がよく、とても繁盛している。壁に、患者さんの感謝の声の紙がたくさん貼られていて、私は気持ち悪いのだが、院長の自信のほどが伺えるようだ。 『何、やってんだ』の瞬間、サディズムの匂いをかいだと私は書いたが、もうひとつ、彼の目の輝きより統合失調症の匂いも嗅ぎ取ってしまった。ここではいわゆる気功による治療も行われるようである。昨日、整体の権威の本を読んだが、気は二者間の心の交流が大切なのである。彼を分裂症と思った私が気功を受けるという状況にとても嫌な気がした、が、このだるさが改善されるなら我慢しなければ。 じつは私は6月にここを電話で予約して、直前にキャンセルの連絡をすることがあって、ほとぼりが冷めるのを待っていた。冷たい目をした院長はたぶん、気づくだろうな。ワールドカップを深夜まで観たがために、キャンセルしたうつ病男のことを。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月29日 17時10分05秒
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