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テーマ:ニュース(100237)
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規則正しい生活をしなければならないのに、昨夜は「朝まで生テレビ」を観てしまった。テーマが日本の核武装についてであったからだ。まず、現在核武装について議論することそのものを批判する見方があるが、それはないなあ。そういう考え方って危険だなと思う。
ピースボートの女性が出ていたが、彼女はほとんど議論に参加していなかった。とても具体的な討論内容で、お題目が入りこむ余地がなかったのだ。左右の議論はもうあきた。(辻本・田島といった論客)核の所有が、核攻撃を抑止するという考えは視聴者アンケートに多かった。私も同意する。やったら最後だし、とんでもないダメージを双方に与えることになるからだ。49パーセントの人が核保有の議論をすることに賛成し、テレ朝の司会者二人が意外な結果を驚いていたことが意外だった。 パネリストの中でカン・サンジュン氏がグダグダであった。頭脳明晰な人で私は好きな人だが、北朝鮮の核実験よりのこの人の言動はどこか整理がついてない。在日韓国人の苦悩というか複雑な心境が垣間見られる。その要因には中国の大きな方向転換があって、北に対して毅然とした態度を示し、米国との距離をせばめた中国代表の葉氏は、自信に満ちた言動であった。北朝鮮崩壊による難民問題をカン氏は心配していたが、とうの中国ではそれほど心配していないのだ。そのくらいのことって中国全土においては他にもあるのだ。 北の政権交代を望まぬ日本の左派言論だが、右派(青山氏)のいうように金正日の亡命や殺害をオプションに考える意見があって当然の状況。ブッシュ政権が、それに意欲がないのは問題。瀬戸際外交で結局、得するのは北朝鮮か?というご意見もわかる。吉田っていうNHK出身のIAEAにいた大阪学院大学教授のコメントは電波炸裂で、失笑するパネリストもいておかしかった。この人ははっきりいえば主体思想の持ち主なんだろうと思う。エージェントといってもいいのではないか。さすがにカン氏あたりとも交われないようであった。 で、日本の核保有についてだが、私の意見を述べるとコストの面で見送りたい。核って、どこにあるかわかると攻撃されるので、ダミーをいっぱい作らないといけないらしい。原水とか、あれこれを装備してどこから飛びでるのかわからないようにイギリスではしているらしい(同じ島国なので参考になる)。これは何十兆円という単位でお金がかかりそうだ。あと、核開発の施設においての核汚染も発生しそうだし。対外的には、韓国もビクビクして追随したいと思うだろうし。日米安保条約の意味って、こんな時に日本が核を持たなくてもいいようにするためなのではないか。日本の言論はアメリカの核の傘に日本がしっかりと入ることの大切さを再確認することではないか。核廃絶は人類の夢だが、とりあえず日本は核を所有せず、現在保有する国のバランスを崩さないようにすることが大事。日本が核を保有したら、中国・ロシア・韓国と緊張するだろう。核整備の何十分の一かを福祉にあててくださいな。 ということで私は日本の核保有には反対。 でも、議論することでなぜ保有しない方がいいのかが頭の中で整理されてきて有意義であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月04日 11時28分41秒
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