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本日も晴天なり。秋葉原へクルマで受診に行く。よい経過報告をすることができ、先生も満面の微笑み。よかった、よかった。さて帰り道。我がシトロエン号はガゾリンがほとんどなくてすぐにも給油が必要。靖国通りにでると、なんだか警官やパトカー、白バイが多い。さてはテロの情報による警戒か、要人の来日か。左車線には、三角のポールがずっと立てられていて、それが警官によりあわただしく取り除かれていく。両国橋手前のJOMOにすべりこんだ。
「あの、お客さん、5分ほど出られないんですが、いいですか?」 『へ?』 「天皇が通るんですよ。」とスタンドの店員は陛下様もつけずにいった。 『天皇が通るの。それはたいへんだね。そうか。』と私も陛下様もつけずにいった。 そんな話をしている間にも交通規制がきれいに完成して行き、クルマの通行が完全にシャットアウトされていく。 「お客さんもみていかれますか?」 『そうするか。』 ということで天皇陛下が通過すのを見ることにした。天皇皇后両陛下が、国技館への相撲観戦にいかれるところに遭遇したわけである。私はガススタンドの店員とニヤニヤしながら通りをぼんやりと眺めて天皇の通過を待った。年配の店員が「旗、振らなくていいのかなあ」なんてノンキなことをいう。「32分に通過だって。」『32分って凄いですね』「信号が全部、青になるから凄いなあ」『私が天皇を追い越してしまったら、たいへんなことになるね。』なんて会話をするうちにライト上向き点灯の先導する白バイの姿が見えた。その後ろにセンチュリーが3台。 (おいおい、これ、日記のいいネタじゃん。カメラ、カメラ) とクルマにカメラを取りに行くと若い店員が「写真を撮ると怒られますよ」といった。その言葉に少々ドキリとしているうちにセンチュリーはサーッと走り去ってしまった。結局、目視できず、おしまい。 「今日は、速かったな。いつもはもっとゆっくりなんですがねえ。」 この間3分くらい。交通規制は解除されていつも通りのクルマの量にすぐに戻った。『それにしても鮮やかだなあ。』と私がつぶやくと、店員はまんざらでもない顔で両国付近の住民として、こんなことにはすっかり慣れっこですよというような表情を見せた。とはいっても、店員も私もいささか興奮気味であったことは確かである。センチュリーの後部の窓は3分の1ほど開いていた。それが印象に残る。それにしても、警視庁の機動力はあなどれませんよ。この鮮やかさでテロ対策にもあたってほしいと国民の一人として思った。おまわりさん、ご苦労様でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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