ラモーンズにハマっている。先月までピンクフロイドばかり聴いていた私はどこに行ってしまったのだろう。アモキサンというこう鬱剤は、アッパー系らしい。あっというまに1st~4thまでをなんらかの形で収集し、くりかえし聴いている。始まりはP2Pであった。Cabosでramonesと検索したのがマイブームの始まりだ。(皆さん、著作権についてはくれぐれも注意してくださいね)
1976年のパンクの始まりの音が私のハートをノックアウトし、TUTAYAへと走らせた。『ラモーンズの激情』をレンタルし、CDにまで焼く。その後、セカンドをアマゾンに注文。ほどなくしてサード、と4枚目が一緒になったアルバムをeブックオフにて購入した。音質はセカンドがよい。というか1999年以降に発売のアルバムはリマスターされていて音がよい。買うならリマスターですぞ。
ラモーンズについてはリアルタイムで知ってはいた。1曲2分弱でずんずん進むスタイル。3コード。チープトリックに夢中になっていた中学生の私に、ラモーンズはシンプルすぎて逆に難解だった。どの曲も同じに聴こえてしまったのだ。いや、それは現在でも似たようなもんだが。お経を聴きながら心が癒されているのに近い心地よさなのだ。メロディアスでほんのりせつない。A,D,Eという3つのコードで際限なくいい曲はできるのだということを、身をもって証明してくれたジョーイ・ラモーン。30年経って、ちっとも古くならずに現在でもティーンに聴かれ続けられている。Tシャツもフジロックに行くと必ずみるぞ。
それにしても現在、メンバーのうちドラムを除いて3名とも鬼籍に入ってしまっているという事実は、パンクな人生である。騙されたと思って聴いてみてください。