今日は予定した自分の仕事は2時半に終わってしまった。もう帰りたいな。月の下旬、ケアマネは利用表を配るのに忙しく、私以外のスタッフはとても忙しい。「ふぁ~」と伸びをしたり、コーヒーを飲んだりしても、せいぜい10分しか経たない。周囲が忙しい中にあって5時半まで机にむかって過ごすのはけっこう大変だ。かつての職場なら、それこそデイサービスに遊びにいって利用者と一緒にレクレーションを楽しんだり、自分用のPCでネットサーフしたり、けん玉をしたり、隣のT田を相手におしゃべりを楽しんだものだが、まだ3週間しか経っていない職場では無理だな、事務所でけん玉は。
そこで、PDA(クリエというpalmコンピュータ)のアドレスに仕事用の電話番号とFAX番号を入力していくことにした。この手の作業、じつは苦手だ。エクセルに住所録を作るような作業、ほとんどやらない男、それが私。しかしながら今回は、地道な作業をする動機付けとなるエピソードがあったのだ。
入職1日目に、Nさん(たぶん32~3歳の男性ケアマネ)が自分の手書きのアドレス帳をコピーさせてくれた。彼が仕事をし始めて、関わってきた業者のアドレスがエクセルの枠にボールペンでとりあえず書かれてあった。彼はおそらくアドレス帳を印字で完成させたかったのだと思う。そのような書類整備の作業が好きな様子であった。途中で本来の業務が忙しくなり頓挫したのだろう。そこで私はNさんにもらったアドレスを自分のクリエTH-55に入れていった。5時15分くらいまで必死にやって、だいたい入力できた。自分のクリエがグレードアップした気分。しかしこれで終わりではない。私は昔使い、もういらなくなったpalmのm100を取り出し、赤外線通信の機能でアドレスを同期させた。ちゃんとできました。そしてグラフィティ(palmの入力スタイル)の説明が書いてあるウェブページより方法をプリントアウトし、その紙を添えて進呈することにした。palmOSの信者を増やしたいのである。PDAはみんなで使うほどに利便性は増す。まず一人目の仲間獲得のターゲットがNさんなのであった。
今は新品なきソニーのクリエ。福祉用具事業の本田美奈子似のオネエチャンが私のクリエに関心をよせていたので次のターゲットは彼女。こうしてまたひとつ外堀を埋める作業をする多数派工作のおぎーのであった。
※ PoketPCとも同期できるんだって?