秋葉原にやってきた。いつもの秘密のパーキングは夕方終了するので、路上のコインパーキングに止めることにする。するが、こんなときに限って100円玉がない。財布の中は1万円札のみ。さて、どうやって金を崩すか。ふと目を前にやるとときどき立ち読みをする小さな古本屋がある。そこに急いで入る。だが100円の古書で1万円札を出すのも気が引ける。この店である程度の値段がするものといえばエロDVDだ。980円のじゃもったいないから500円のにしよう。早くクリニックにいって診察券を出したい。なので、どれにするか吟味するヒマはない。でもなんでもいいわけじゃない。「お母さん、おねがい…」みたいなのは嫌だ。で、5秒で手にして決めたのがこのDVD(写真参照)であった。表紙で決めました。すぐにレジのおばさんに出す、私は急いでいる様子。1万円札を出す。おばさんはまず9000円を札でくれる。「5,6,7,8,9千円ですね。」「それと…」すかさず私は『あの、100円玉でください!』と目的達成の一言を逃さずにいった。そして、勢いあまって『500円玉が入ってもいいです!』と言ってしまった。「??!!」と混乱するおばさん。買い物がアダルトビデオということで双方がしょうしょう緊張していた。ごめんなさい!!
と私は謝る。つり銭詐欺を働いてしまったような気分であった。