本日も秋葉原までクルマを走らせて点滴を打ちにいった。わるいんですよ、鬱の具合が。退職までの事務的処理や職安の手続き等を考えるとぐっと悪い。すべてを投げ捨てて病院という聖域に駆け込んだ安倍さんの気持ちは、私は理解できる。彼はストレスが胃腸に行くタイプだったのだろう。リハビリパンツを履いている可能性大だな。
点滴を入れると途端に身体が軽くなるものだが、こうも具合が悪いとそんなに変わらなかったりするのだな。受診だけではなんだし、と秋葉の街をぶらつくわけだが、例によって個室ビデオ鑑賞に行くことが多い。でも、これも飽きてきた。パッケージを見るだけで内容がだいたい把握できるようになってしまった。私は、同巧多数ではなくてアイデアのある切り口を探して、なんとか楽しもうとする。『AVぶらり途中下車の旅』みたいなタイトルがあって、観ることにした。30代前半の奥さんと男優のおっさんが東急世田谷線のぶらり旅ですよ。この導入部というか、血気盛んな若人が早回ししていくこのあたりの演出がよくない。ぶらり旅の演出はけっこう難しいんだよな。おまけに世田谷の奥さんが、実際は世田谷の人じゃないってことがバレテーラなのだ、私には。この企画では女優はその土地をよく知っていなければならんのよ。「ねえねえ、このお店知ってるぅ?」と男優のオヤジの肘をつかんで突き進むような展開でないとねえ。
ぶらりと小さな駅でおりて、人通りの少ない路地でチョメチョメといった小芝居もやってほしい。今回は女優さんが、ちょっと品のある奥様風だったので世田谷にしたが、AVに出るような人は、どちらかといえば阿佐ヶ谷とか錦糸町とかだよな。無理しないで、そちら方面でやったほうが女優さんも町の昔話を語ったりして面白いぞ。つうことで、私は早回しをしました。普段の私はファックシーンを早回しして、導入部をじっくり観るのだが(若い人と逆)からみのシーンをみるしかなかった。これは寂しいものである。
これは余談だが還暦モノのシリーズを発見し、ここはチェックしてみなさんに報告すべきかと思ったが、さすがにこの私には50代が限界だ。うつ病の具合がよくなってからご報告できれば幸いである。
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