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あいうえお道場/職業訓練編

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カテゴリ:メンヘラー!
2日から7日まで外泊のはずだった。が、6日の今、Y駅のネットカフェでバスを待つべくしてブログをしたためている。外泊は大失敗であった。
ある程度、予想はついていたけれど、これほどつらい事態になるとは思ってもみなかった。

2日、確か帰りがけにTYUTAYAによって、ウディ・アレンの『マンハッタン』とロストのシーズン3を借りて帰った。親父は遅くなるというので、ひとり、ゆったりとした気分で、『マンハッタン』を観た。23歳のときにはじめてみてからこれで、10回目くらいになるのだろうか。意味も無く、涙がでてきて、うつ病がちっとも治っていないことに気づかされた。それにしても、オレ、この映画が好きなんだねえ。もしもオーディオシアターなるものを手に入れた環境にあるなら、まず1本目にこの映画のブルーレイを購入するであろう。そのくらい、私にはなぜか大切な映画。アイザック(主人公)よりも年齢が上になってしまったことがちょっぴり悲しい。

それから1泊目の睡眠となるのだが、どうすごしたのか、よく覚えていない。次の記憶は10時に老人ホームに入所しているおふくろを迎えに行ったいったことだ。おふくろがうちにいれば、親父とおふくろはいつものようにくだらない喧嘩をし、夜間のトイレの世話は私がすることになる。睡眠障害に苦しむ私にとってはたいへん苦しい作業だ。それでも、いつもならば、やさしくおふくろに接する私であったが、今回は、まるでヒステリー症の女性のように苛立ちを両親にぶつけなければならなかった。

そうだ、3日は、午後に友人のI君にも合っている。私は、彼が転職したことや、新しいパートナーと同居しているということが、まったく頭になかった。情報不足ということだが、これまでのI君ほどにはI君は時間的に自由ではなかった。彼女の夕食の支度に合わせて帰宅しなければならなかったようだが、とてもひさしぶりに会ったので、そのへんの頃合いがよくわかっていなかった。
後輩S(彼女も一児の母だが)が電話をかけにくい理由もわかってきた。

4日、5日と私はもっともひどい精神状態で、ひきこもり、夢うつつの時をすごした。ふて寝のようにベッドに寝るが、浅い眠りと悪夢が繰り返される。そして目覚めたときの、これ以上ないと思われるほどの悪心(意味あってる?)苦しくて、苦しくて、どうしようもない。B級映画であれば、おそらく「アナタ、どうしたの?」とダブルベッドで、ファラ・フォーセットのような女が心配そうに声をかけるはずだ。『い、いや…。なんでもない。』と主人公は返答するのかもしれないが、私は映画の登場人物ではないので、女にヒシっとしがみつくか、指と指を絡ませて愛情を確認するように迫るだろう。

3日の晩に親父とヒステリックな喧嘩をして、私の入院生活、社会復帰再チャレンジ計画は2週間ほど後退してしまった。入院費用等、お金についての話はなるべくしないでほしい。たしかに現在の私はゴクつぶしだが、計画的な診療にそって健康を取り戻せば、失った金は取り戻すことはできる。75歳にして、私の老父は43歳の息子を経済的にもスポイルしていっしょに共生もしくは共に依存していたいようだ。もう、オレは職が決まってアパートを決めるまで(その金をどうすると親父はいうが、最悪、キャッシングだよ。その後に破産したら、それはオレの責任だ。ここで決まって、親父は金銭で私をコントロールしようとする)

確かに、この5年くらいか、親には経済的に迷惑をかけてきた。が、だ。オレがいなければおふくろはどうなっていたのか。これだけわがままの利く人生を送ることができたか。ユニット型の特別養護老人ホームにすんなり入所できたか。15年だよ、15年。15年にわたって私は出来る限りのサポートをし、職業も福祉の業界に変えて、薄給と戦い、薄毛と戦って生きているのだ。もう、このあたりで、オレだって少しくらい、いい夢を見たって神様は怒らないんじゃないだろうか。

オレ、20年間くらいで十分だから幸せになりたいんだ。





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最終更新日  2008年05月06日 19時00分08秒
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