本日の受診で、私はかなり具体的なことをいった。まず秋葉原の以前通っていたクリニックへの紹介状を書いてほしいこと。またアナフラニールの点滴の希望だ。私の担当医は、私の振る舞いをみて「うつが悪いようにはみえない」といった。こちらが『ひどい二日酔いのようにぐあんぐあんアタマがゆれるようなかんじ』と述べてもだ。確かに私は日に焼けた健康的なルックスだ。医師を前にこうべをたれるようなふるまいもない。だが、うつの大きなうねりがやってきていることを感じ取ってほしかった。いや、共感まではいらないから、そういうことはある。1週間でぐっと悪くなることもあることを知ってほしかった。
なにしろ担当医はこの1週間の私の身辺についてよくしらない。就職が決まって、よかった!よかった!とふたりで喜んで彼なりに達成感を感じたケースであったと思う。その私がいきなり『ぐっと悪くなりました!』と診察室に飛び込んできてもピンとこなかったのだろう。彼は気持ちの焦りなのではないかと推察し、リボトリールを追加した。彼の考え方はわかるが、ちょい、ちがうんだよな、うつって。いきなり崖から落っこちるようなことがあるのだ。
とにかく点滴を受けたことで私はかなり持ち返し、また片道1時間をかけて電車とバスで帰ってくることができた。この点はよかったと思う。なにしろ私は診察室で『このまま入院したいくらいです』と訴えていたくらいなのだ。帰り道、駅のホームより秋葉のクリニックへ電話をし、無理やり横から予約をとった。そのくらい重要な明日という1日なのだという意識がある。追加眠剤のラボナも処方され、どうやら本日は安眠できそうだ。できるといいな。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る