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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:精神病院より
精神病院にも回診がある。ナースがうやうやしくカルテを持ってきて副院長が部屋をまわり、後ろに他の医師やナース、ソーシャルワーカーがくっついてくる。私の部屋は(というかすべて)4人部屋であるが、そういった衆人環境の中でこころの話をやりとりすることになるのだ。(死にたくなったりしませんか)なんていう通り一遍のことを聞かれて、私は(そういう気持ちはまったくありません。逆にこのままで終わってたまるかという気持ちが強いです)と返答した。自殺念慮はないな。これだけ家族に迷惑かけちゃったけどな。
つうことで精神科の回診ってものはなんとなく妙なシステムだ。もしも自殺衝動があったとして、それを診察室以外の場所で打ち明ける人がいるのだろうか。 私の訴えは、社会復帰を急ぐ気持ちを抑えることができないというものであった。でもこの気持ちだって精神病的ではないよな。すべての長期療養を強いられた男どもは社会復帰を焦るものであろう。当たり前の気持ちだもの。経済的な理由だもの。社会的理由ともいえるか。これって医学というより心理学とか社会学の領域だなあ。ソーシャルワークってこういうことを解決するためにあるんだよな。 病院にいるソーシャルワーカーは若くてまあまあかわいい子をそろえているのだが、それだけのことで彼女らの仕事ぶりはいったい何をしているのかよくわからない。ケースとして介入されたことはないし、ほかの患者のケースの介入を伝え聞いたこともない。ホント精神保健福祉士って何する人なんだろう。病棟を巡回するのもこの回診時のみなのだ。ちなみにデイケアのワーカーはじっさいに業務に関わっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月28日 11時38分52秒
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