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テーマ:今日の出来事(292820)
カテゴリ:メンヘラー!
秋葉原のクリニックまで通院。今日はクルマを使わず電車で行くことができた。下肢がなえているのだ。なるべく歩行するようにしたい。薬局で慶應大学出身のハセガワさんと遭遇。彼女とは精神科病棟で出会った。慶應とどうしても書かざるをえないほどにハセガワさんは慶應大学がお好きである。ラピッドサイクルの躁鬱質の方で、毎度、出会うと彼女が今、鬱なのか躁なのかを脳内アセスメントを駆使して分析する私なのである。躁のときは注意が必要である。いきなり『やっぱり起業だよ!経営者になったら24時間、365日仕事をしないと!』などといわれかねないのだ。そのどこまでも自己を肯定し、多幸感すら感じていそうな塩梅のさいは彼女の言動にはさからわず追従する。ひたすらに、だ。逆に鬱のさいにはすがるような目で私に対峙するハセガワさんは小動物のように壊れやすい。こちらから近づいて優しい言葉を投げかけるのがよいのだ。その躁鬱がどんな塩梅かを瞬時に見極める洞察力はソーシャルワークで培ったものなのである。本日のハセガワさんは鬱でも躁でもないフラットな状態であった。めずらしいこともあるものだ。私とハセガワさんはお互いに就職活動について近況を語った。彼女もうまく進行しているようだ。
社会復帰することが大切、そう話をした。 私も彼女もいってもれば生活保護のがけっぷちまで行き着いている。公的基金注入のIMF管理状態だ。だが、なんとか自立をしていかなければならない。私は精神科病棟でタバコを吸いながら自立した生活がいかにその人にとって大事であるかを身を持って感じた。長年入院している患者はほとんどがIMF管理状態だもんね。入院費用がどのように賄われているのか本人がわかっていないのである。聞けば「オレは福祉で払っている。」とまことに大雑把であったりする。タバコを「配給」という形でもらいながら、残りの本数を確認する毎日だ。そんな毎日が何年もつづくと考えただけで怖い。20年とかね。還暦を精神病院で迎えるなんて、嫌だ。でも病棟での生活に慣れてくると男ども同士なじみの関係になって仲良くなってくる。寮生活みたいになる。するとその生活が心地よくなって下界に出るのが面倒くさくなってくる。これには要注意だ。診察の際に先生に話をしたが、私はもしも病院の食事があれほどまずくなかったら、病院から抜け出られなくなっていたかもしれぬ、と。「いけませんよ!」と担当医に言われた。そうだ。そのとおりだ。 ◎診察のあと、ヤマザキデイリーストアでおにぎりと菓子パンを買って個室ビデオ屋に入店した。おにぎりにするかパンにするかで迷い、結局、両方を選択した俺。ほしいものをほしいときに食することができるって幸せだなあ。病棟じゃ無理だもんな。個室ビデオ店に入るときには、非常口を確認した。 食欲が盛んだが性欲がもどらぬオレ。エロDVDを見る気になかなかなれなかった。まず手にしたのは松本一志?の映画『大日本人』。つぎにバイブレーターを挿入して街中を歩く企画のものと、ソフトオンデマンドの介護モノを手にした。介護モノのエロがついに登場した昨今である。たんたんとサービスを紹介していく模様(企業の紹介ビデオ風の演出)は趣がある。が、現実の介護とは違った使用法は気になってしまった。たとえば訪問入浴サービスなのだが、入浴車のなかにバスタブを設置して入浴させていた。これはない。居室にバスタブを設置するのが正しい。おじいさんが介護士に入浴されながら手コキをされるという図も、じっさいのサービスと同じであるからこそリアリティーができるものだ。業界の人間の目にはツメの甘さが気になった。 映画『大日本人』だが、この映画を無条件におもしろいと思う人は100人に1人もいないだろう。そのくらい松本の個人的な笑いの方向でなりたっている。いろいろな人物が大日本人の佐藤さんについて証言をしている演出は、松本のネタの進行や、アドリブに近い。微妙な不条理さにみごとにハマることができればこの映画をおもしろく楽しめるが、まあ、ほとんどいないだろう。 バイブ挿入モノはつまんなかった。やっぱりカラミがないとつまらんな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月17日 00時16分33秒
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