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テーマ:今日聴いた音楽(75629)
カテゴリ:エロい人
朝、起床してシャワーを浴びていると、テレビの音は『赤いスイートピー』を歌う一般人の声がした。
♪出会った日からなんたらかんたら、あなたって手も握らない。 突然、20年以上前の記憶がよみがえってきた。場所は渋谷のサントリーカラオケバー。まだカラオケボックスはなかった時代で、人々はみなカラオケをしたいときにはカラオケパブへ出向いていた。乾き物だけで2時間5000円とか払っていたのだな。それでもけっこう店は繁盛していた。店の前で待ったりしてね。1曲、出るごとにMCの声が入るのだ、「2番テーブル、おぎーのさんのおんなの慕情です」みたいなのが。あったよね、そういうの。昔の話だ。その1987年の冬のある日に渋谷のカラオケバーに私はいた。当時流行っていたアイスクリーム屋のバイト仲間と一緒だった。私は21歳。店長が27歳の男で、20歳の青学の遊び人の男と18歳の音大のコと女子大のコというメンバーだった。音大のコとポン女のコが仲良し。ポン女のコは彼氏がいるんだけど、うまいことに、21歳当時の私のハートもキャッチしていた。今思えば、特にかわいいわけでもなかったんだが。音大のコは見た目が派手なサーファー風で、内面はおしとやかな女の子だった。私はこのコのことも気になり、いまだったらメールアドレスを聞いていたところだ。ああ、当時、ケータイやメールがあれば!音大のコはまあ、かわいかった。で、オレサマに気があったようなのだな。オレもいいコだと思っていた。それなら相思相愛というところだが、ポン女のコとのカンケイがあってなぜか、進展しない。「M子(ポン女)に電話してあげて。。」なんてことを音大のコはいう。女の友情が複雑に絡んでくる、よくある三角関係だ。オレサマに女の子ふたりを裁けるような度量はありませんよ。 オレサマは煮え切らない態度を続けていた。 カラオケパブで。いつもはフルートでお客様を楽しませている音大のコが『赤いスイートピー』を歌った。♪あなたって手も握らないと歌い、こちらをチラリ。ギクリとするオレ。動きが止まりましたよ。あの瞬間を私は今朝、思い出したのだ。もう21年も前の出来事なのに。どうしているだろうか。風のうわさでポン女のコは『CamCan』という雑誌でライターをしているという話を聞いた。もう5年も前か。彼女は当時は東大と慶応の同好会に入っていたな。男にブランドを求める彼女が無印の私のほうを見るってのは、ちょいとした好奇心か。今でも、どこかのカラオケボックスであてつけの赤いスイートピーは歌われているのかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月20日 15時27分37秒
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