アメリカ牛肉輸入再禁止
昨年の輸入再開前にある程度BSE関連の話をしましたが…「アメリカ、カナダの牛肉輸入再開で思うこと 」「牛肉輸入再開への考え方」「これから輸入再開される牛肉って」「牛肉輸入再開 閑話休題」「アメリカ産牛肉とオーストラリア産牛肉のBSE感染リスク 」「牛肉輸入再開 私の考え」ある程度、ルーズなアメリカのことだからいずれはと思っていましたが「こんなに早く」という気分と「やっぱりな」という気分でした。アメリカでの検査体制でも曖昧なというか「本当にこれで大丈夫なの?」と言うことを平気でしていての再開でしたから。国がいい加減なのに輸出業者がきっちりと肉を管理しているなんて…どうかんがえてもあるわけないじゃん(-_-;)それなのにアメリカが言った一言に呆れてしまったのが…「日本からアメリカに輸出している車で1台にブレーキに欠陥が見つかったから全ての輸入をストップするのと同じ」同じことなんですか?少なくとも最初から曖昧な体制で命に関わるようなことに手を抜かないし、それを平気で政府がらみで商売なんかしないはずです。まぁ何を言ったところでまた、政府はアメリカに押し切られて再開することになるんでしょうけど…また輸入再開するならするでアメリカ産の牛肉を使っているところははっきり明言して消費者に選ぶ権利をください。明言できないってことはやましい肉って認めたことってなりますしね。最近のニュースを見ていると政府間のことだけを話題にしていてどうしてそれが大事なのかをちゃんとわかりやすく取り上げているところが無いような気がします。(ただ私がニュースを見ていないだけかもしれないけど)また吉○家の牛丼が遠のいたとほざく人が出てくるかもしれないし。そして先週のニュースで少しだけ取り上げられていたこと。アメリカでへたり牛(歩行困難牛)20数頭をちゃんとした検査もせずに食肉加工されていたとのこと。アメリカのへたり牛には病気以外に怪我なども含まれますがそれもあわせて検査するはずなのでは?それで安全を主張する。「はい、そうですか。安全ですね」という人がどこの世界にいるんだぁ!!そんなアメリカにも腹が立つし呆れていますが、日本もいい勝負かのかもしれませんね。アメリカにいつも最後は押し切られてしまう。これは少しニュースということから離れるかもしれないけど日本の現状にも問題があると思います。まずは後継者の問題と環境の問題。3Kどころか何Kになるかわからないくらいのキツイ仕事。生き物商売なので休みや作業時間も不安定。市場に来ている人の年齢を見ていても需要が高い牛肉を扱っているにしては高年齢の人ばかり。たとえば70代の人が廃業すると言えば「まだ若いのに」と言われる。3,40代なんかスゴク若い部類で比率も少ないです。話をしていても跡継ぎ問題は農家、バクロともに深刻な問題。特に農家は子供がいても継ぎたがらないために自分限りとしている人も多い。年とともに面倒を見切れる数だけにしている人も…飼う場所にしても○○牛の産地なら少しは良い環境が整えられているかもしれないが、それでも近隣との関係で民家から離れていたり、臭いや泣き声などで苦情を言われたり。何かと肩身の狭い思いをすることもあります。なんだか最後は愚痴になってしまいましたけど、もちろんアメリカの対応は話にならないくらいお粗末だけど、それに対抗出来ない日本ももちろんお粗末、加工されれば好きだけど育てている過程に苦情を言うの何とかならないものかなと思います。