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私は裏庭をほじくり返している。が、それは夢というものの常で私の家には裏庭というものがない。
次の瞬間、これも夢というものの常で、その作業を布団のなかでしていた。 やってらるかこんなもん、と手にしたかっさらいを投げ捨てると、天井から何やら白いカタマリが私の手をひっぱろうとしているではないか。 こいつはきっと死んだばあちゃんだと感じ、叫ぶものの「ば」が「ふぁ」にしか発音できない。これも夢の常である。 しかしそれはそれで、たとえ「ふぁ」であろうと叫んだかいあって、そのカタマリは天井に消えたのである。 ほっとした私は手を擦り合わしたりしていたのだが、今度はその手が異常に大きくなっていった。 さすがに夢だと察知した私は「せーの」で目を開けた次第である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2008 03:24:19 AM
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