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OGUさんのオーディオつれづれ日記

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2017.04.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類

いよいよ難関の「ヒートシンク」のタップ立てです。

ヒートシンクは厚みが6mmもあるので、そのままではシロートの
手におえません。
途中で前にも後ろにも進まなくなって、ポキッとタップを折って
しまう・・という経験を何度したことか・・

失敗を重ねて、ようやくコツをつかんだ気がします。
まず、MOS-FETの取り付け位置をマーキングして、2.5mmのドリル
で下穴をあけます。
M3ネジの下穴径は2.5mmとJISで決まっているので、それを守る
のが賢明です。
ちなみにM4ネジの下穴径は3.2mm。
ドリルビットのセットを買うと、3mm と 3.5mmの間に3.2mmと
いう中途半端なサイズが入っているのはそのためなんです。

で、2.5mmの貫通穴をあけたら、その上から3.5mmのドリルで
深さ3mmだけ2.5mmの貫通穴を拡大(座グリ)します。
ということはタップを立てる部分の厚みは3mmだけになるので、
シロートの手作業でもラクラクOKというわけです。

それらの加工が終わったらこんなカンジです。


「座グリ」部分を拡大したらこんなカンジです。


タップも最近は進化してきました。


上がフツーのタップ。
下が近所のホームセンターで求めた「スパイラルタップ」です。
コレをタップハンドルに取り付けてネジを切ってゆきます。
「切削油」があればいいのですが、私は「シェーバーオイル」を一滴
垂らしています。
そうすれば、スッとタップが吸い込まれるように進んでゆきますし、
リンゴの皮をむくように連続して「切りくず」が出てくれます。

底板にヒートシンクをネジ止めして、基板とトランスを取り付けたら
こんなカンジです。


配線が終わったらこんなカンジです。


ナナメから見たらこんなカンジです。


天板を取り付けたらこんなカンジです。


セッティングしたらこんなカンジです。


銀色の箱が4個ありますが、いちばん下の箱はMOS-FETディスクリート
の「ドライブアンプ」。
その上がMOS-FETシングルPPの「単段アンプ」
その上がMOS-FETパラPPの「単段アンプ」
その上が今回製作したMOS-FETシングルPPの「温度補償回路付き単段
アンプ」
いちばん上のアクリルの箱が12AX7⇒12BH7Aの「真空管ドライブアンプ」
です。

調整工程を書くのを飛ばしてしまいましたが、ドレイン電流は500mAに
設定しました。
1時間くらい通電してもヒートシンクは50度くらいに収まります。
通電後10分くらいでアイドリング電流は安定してきますし、DCバランスも
ピッタリ 0Vをキープしています。
温度補償回路さまさまです。

いまのところ「真空管ドライブアンプ」と組み合わせていますが、「真空管
のやわらかさ」と「半導体の解像度」という「いいとこどり」をしたような
カンジです。
「300Bシングル」のような「華」はありませんが、これはこれで「スッピン
美人」の音が楽しめそうです。






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最終更新日  2017.04.08 15:53:19
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