OGUさんのオーディオつれづれ日記
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いよいよ難関の「ヒートシンク」のタップ立てです。 ヒートシンクは厚みが6mmもあるので、そのままではシロートの 手におえません。 途中で前にも後ろにも進まなくなって、ポキッとタップを折って しまう・・という経験を何度したことか・・ 失敗を重ねて、ようやくコツをつかんだ気がします。 まず、MOS-FETの取り付け位置をマーキングして、2.5mmのドリル で下穴をあけます。 M3ネジの下穴径は2.5mmとJISで決まっているので、それを守る のが賢明です。 ちなみにM4ネジの下穴径は3.2mm。 ドリルビットのセットを買うと、3mm と 3.5mmの間に3.2mmと いう中途半端なサイズが入っているのはそのためなんです。 で、2.5mmの貫通穴をあけたら、その上から3.5mmのドリルで 深さ3mmだけ2.5mmの貫通穴を拡大(座グリ)します。 ということはタップを立てる部分の厚みは3mmだけになるので、 シロートの手作業でもラクラクOKというわけです。 それらの加工が終わったらこんなカンジです。 「座グリ」部分を拡大したらこんなカンジです。 タップも最近は進化してきました。 上がフツーのタップ。 下が近所のホームセンターで求めた「スパイラルタップ」です。 コレをタップハンドルに取り付けてネジを切ってゆきます。 「切削油」があればいいのですが、私は「シェーバーオイル」を一滴 垂らしています。 そうすれば、スッとタップが吸い込まれるように進んでゆきますし、 リンゴの皮をむくように連続して「切りくず」が出てくれます。 底板にヒートシンクをネジ止めして、基板とトランスを取り付けたら こんなカンジです。 配線が終わったらこんなカンジです。 ナナメから見たらこんなカンジです。 天板を取り付けたらこんなカンジです。 セッティングしたらこんなカンジです。 銀色の箱が4個ありますが、いちばん下の箱はMOS-FETディスクリート の「ドライブアンプ」。 その上がMOS-FETシングルPPの「単段アンプ」 その上がMOS-FETパラPPの「単段アンプ」 その上が今回製作したMOS-FETシングルPPの「温度補償回路付き単段 アンプ」 いちばん上のアクリルの箱が12AX7⇒12BH7Aの「真空管ドライブアンプ」 です。 調整工程を書くのを飛ばしてしまいましたが、ドレイン電流は500mAに 設定しました。 1時間くらい通電してもヒートシンクは50度くらいに収まります。 通電後10分くらいでアイドリング電流は安定してきますし、DCバランスも ピッタリ 0Vをキープしています。 温度補償回路さまさまです。 いまのところ「真空管ドライブアンプ」と組み合わせていますが、「真空管 のやわらかさ」と「半導体の解像度」という「いいとこどり」をしたような カンジです。 「300Bシングル」のような「華」はありませんが、これはこれで「スッピン 美人」の音が楽しめそうです。
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クラフトオーディオを楽しんでいる私、「OGUさん」が日々の作品を紹介させていただきます。見てやっていただけましたら幸いです。
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