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温度補償回路つきのMOS-FET単段アンプが完成したのですが
カンジンなアンプ基板の紹介を忘れておりました。 移植したアンプ基板はこんなカンジです。 単段アンプなので、その名の通りMOS-FET 2個だけです。 入力信号をWIMAのMKP 1μFで2分配してコンプリメンタリのMOS -FETに送り込む・・という超シンプルな回路になっています。 採用したMOS-FETは「K1530」と「J201」です。 友人といっしょに大量に買い込んで、ドレイン電流500mAという 実使用条件で厳密にペア選別したものです。 ひと昔まえは電子部品店で「ペア選別品」というパワーFETが販売 されていましたが、それらは数Aという定格いっぱいのドレイン電流で 選別されたものなので実際の使用条件とは大きく異なっていました。 もう10年以上も前になりますが、この友人と入手できるかぎりの MOS-FETコンプリペアの比較試聴をしたことがありました。 今回の基板と同じ回路でした。 基板に3Pのネジ端子をつけて、これでFETの交換を可能にします。 放熱器にFETをネジ止めして、ネジ端子に取り付けて、アイドリング 電流を500mAに調整して、DCバランスを調整して・・という作業を 繰り返します。 同じCDの同じところを演奏して、ひたすら耳をすませ、感じたことを メモします。 試聴したMOS-FETは (1)K1058/J162 これはゴールドムンドのパワーアンプにも採用されて いるので有名ですね (2)K2467/J440 これはデジットのパワーアンプキットに採用されています (3)K1529/J200 各誌の製作記事によく登場します (4)K1530/J201 ハイパワーアンプ御用達 私は「ソフト」&「クリア」な音をめざしていますので、ひたすら自分好み の音がするのはどれだ~と耳をそばだてました。 同じMOS-FETといっても、それぞれ個性があるんだな~ということを実感 しました。 その結果、私と友人の意見が合って、「コレだ!!」と白羽の矢を立てたのが K1530/J201のペアだったのです。 MOS-FETのみならず、コンデンサーや抵抗や線材までも自分の好きな音を 追究できる・・というのはクラフトオーディオファンならではの特権では ないか・・とつくづく思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.04.15 17:28:16
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