おぐぱっぱんち

布団がはだけて目が覚めました。
少し寒いなぁと思い、布団に入りなおそうとしたとき
"こう"のことが気になりました。

転がって布団から出てないかな？



暗い部屋で目を凝らしてみると




やっぱり！
出ていました。


壁に寄り添って寝ています。


元の位置に戻して起きられると大変なので、そのまま布団をかけました。



おおー、父親してるなぁ～。
『風邪引くなよ。』なんちゃって・・。

素朴な幸せを感じつつ、"こう"を撫でて寝ようとしました。

ナデナデ


ヨシヨシ


・・・


・・


・


あら？

これ"こう"か？

やけにパンパンしてるし、背中が広いぞ。。

布団をめくり、もう一度目を凝らすと
"こう"だと思っていたそれは、クッションでした。

そういえば自分で置いたんだった。
"こう"が寝ながら頭を壁にブツケルので、クッションでガードしていたのです。

本物の"こう"は妻に寄り添って気持ちよさそうに寝ていました。

びっくりした居なくなったかと思った・・。