おぐぱっぱんち

コウセイのいとこユウゾウは散歩途中の祠（？）を見て毎日言うことがあるそうです。
「今日、のうのうさん出とるなぁ♪」と・・。

"のうのうさん"っていうのは共通語だろうか？
神棚や仏壇、お墓や神社で手を合わせるときに「のうのうさんに手を合わそうな」などと言って使っています。

祠の場所は坂道の途中なので、必死に自転車を漕ぐ妹は適当に返事をしているそうです。
「そうじゃなー出とるなぁ！」

最近「今日はのうのうさん出てないなぁ・・」と言ったそうです。
歯を食いしばって「そうじゃなー出とるなぁ！」
いつものように適当にあしたっら妹ですが・・。

『・・・。』

『出てない？』

『出とる日と出てない日があるんか！？』

「何がー！？」
祠を見ることも出来ず、自転車を漕ぐ脚に力が入った妹でした。
私なら全力で漕ぐでしょう、そして二度と通らないでしょう。

で、家に帰りユウゾウの父ちゃんが帰宅して聞いたそうです。
「ユウ君、のうのうさん大きい？小さい？」

するとユウゾウは「たっかーい」と答えました。

「はぁー！？」とユウゾウ父は驚きながら妹と母に伝えます。
「おい高い所へ居るらしいでぇ！」
３人はいろんなもの想像していたそうです。

しばらくするとユウゾウが
「これクレーンみたい？」と言ったそうです。
ユウゾウの手には高く積み上げられたレゴブロックが握られていたそうです。

１歳１１ヶ月のユウゾウですが良く喋ります。
１歳の子供がウソをつくとも思えないし、本当に"のうのうさん"が見えてるのだろうか？
"のうのうさん"どんなんだろうか。