おぐぱっぱんち

地元の今年の消防出初式は１月７日でした。
年末の公報で知っていたので、家族で見学に行く予定でした。
当日の朝はとても寒かったのですが、雲ひとつない晴天でした。

車の渋滞と駐車場のことを考え、自転車で行ってみることに。

予定していた出発時間になる頃、雲行きが怪しくなってきました。
一面灰色の冬の空。
『寒そー』
「やっぱり、車にしよう！」

車で行く準備をして出発！
外を見ると、雪が横向きに降っていました。
路面にも積もっています。
普段なら家からでないところですが、
コウセイは「ショーボーシャ見に行くヨ♪」と楽しみにしています。

雪の降らないこの地域、毎年初積雪では事故が多発します。
私は雪道の運転を心得ているつもりですが、周りの人は信用できません。
雪の勢いが激しかったので、念の為バスと電車で行くことにしました。
特に道が混んでいたわけでもなく、ダイヤも乱れていなかったのですが
車で１５分の会場に到着したのは１時間後・・。

出初式のイベントは終わっていて、分団のレトロな消防車約５０台が帰る前でした。
「なんか古いのばっかりだよ、終わっっとんじゃない？」
寒いの嫌い、濡れるの嫌いな妻は少々不機嫌でした。

「・・・。」

『機嫌悪そーだなぁ。寒さを楽しめよ。
　コウセイが喜べば、機嫌も良くなるよなぁ。』

「コウセイ！消防車いっぱい居るよー♪」

「・・・。」
『・・・？
　オイ、君が喜べば全てＯＫだ。頼む喜んでくれ！』

「ベチャベチャー♪」
消防車を見た反応ではないことは明らかでしたが、ある意味喜んでいました。

コウセイはシャーベット状の雪を触って遊んでいました。
コウセイにとっては初めて触れる雪でした。
その後、消防車に気づき喜んでくれたのですが、今日一番感心を引いたのは雪でした。

時間とおりに到着していた妹とユウゾウに話しを聞くとハシゴ車や消防ヘリ、最新式の特殊救助車も居たそうです。
ハシゴ車に乗せてもらったり、消防ヘリも間近で見ることができたそうです。
次回は時間とおりに到着して、コウセイと一緒にハシゴ車に乗ります！

歩き疲れたコウセイは帰りに私の膝で寝てしまいました。
帰って「今日何見たの？」と聞くと
「しょーーぼーーーしゃ、いーーっぱい！」と言ってくれる親思いの子です。