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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2006年02月17日
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わたしは、総合格闘技の指導なぞをやっており、練習が終わったら弟子と一緒に食事をするのが、習慣になっておるのです。

で、この前、練習が終わって、一緒に食事にいったのが、女子格闘技のプロ選手ばかりでした。

弟子、孫弟子、他ジムからの出稽古者の3人。

スマックガールっていうプロ試合があって、そこのプロ選手がふたり、他の試合に出ているアマ選手がひとり。

プロ選手は、両方とも20戦以上やっている選手です。

アマ選手は、男子選手とガチコンコ試合をしたこともあるツワモノです。

で、彼女たちがいうのね。



「オグラセンセイ、女性に囲まれてうれしいでしょ」









ふん、バスト90のAカップに囲まれてもうれしくないもんね!






コホン、それはさておき、そのとき彼女たちにいったのは


「諸君らの試合振りを見ていると、女が怖くなるときがあるね」


なんてことを言いました。

たまに、彼女たちのセコンドにつくときがあるのですよ。

すると試合中、男性なら絶対、痛くて倒れたり、心が挫けるような場面でも、女性は引かないのね。

殴られても殴られても、「キィ~ッ」となって相手に向かっていくのね。

男なら、ある程度で心が引くような場面でも負けてないの。

試合が終わって、選手控え室に戻っても、男性と女性は違うのよ。

悔しくて泣くのは、男も女も泣くんです。

でも、女性選手は、怒りがおさまらないのか、セコンドに対しても


「なんでわたしが負けたのよ~! アナタは勝てるって言ったじゃない! どうしてくれるのよ~!」


なんて言いながら怒ってるの。

男性はそんな泣き方はしないもんです。

もう少し自虐的で、周囲の人に


「期待に答えられなくて、申しわけありません」


なんて言ってる場合がほとんどです。


そういうのを見ていると、女は怖いな~、女が戦争指導なんかしたら、男がびびるような戦争をしてのけるんだろうな~


とか思ってしまいます。



歴史を振り返ってみても、近年では、イギリスの首相マーガレット・サッチャー女史は、男がびびるような戦争、あのときはフォークランド紛争を、仕掛けて勝利したことがあります。

1800年代のロシアで絶対君主であった女帝エカテリーナなんて、無能の夫を殺し、その後、愛人をとっかえひっかえし、周辺諸国と戦争して勝ちまくったスーパーレディでありました。

ほとんど知られていない女性としては、フランス革命のきっかけとなった、マダム・ルグロという女性がいます。

マダム・ルグロ、またはルグロ夫人は、貧しい小間物屋の普通の奥さんなんですが、たまたまバスチーユ牢に、無実の人が入れられているのを知り、釈放運動をはじめます。

封建社会のフランスで、平民のルグロ夫人が運動をはじめるのですが、最初は誰も聞いてくれず、そのうち貴族からの脅迫や、警察からの恫喝もされ、小間物屋は経営することができなくなるにも関わらず

「無実の囚人を助けたい」

という気持ちだけで、運動を続けます。

そのうち、ルグロ夫人の嘆願が、ときの国王ルイ16世の耳まで届くのですが、国王の考えは、

「囚人は死ぬまで牢屋からださない」

というそっけないもの。

しかしそこであきらめないルグロ夫人は凄い。

ありとあらゆる人に嘆願書や、不正、不正義を訴えていきます。

それが評判になり、ルイ16世もついに折れ、その囚人は釈放されたとのこと。


このいち無名の婦人の運動が、国王をも動かすと知った民衆が蜂起し、フランス革命が起きるのは、囚人釈放から5年後のことでした。



普通、男なら、ここまで正義を求める気持ちはないですよ。


サッチャー、女帝エカテリーナ、ルグロ夫人、そして身近にいる女性たちとかを見ていると、


筋肉や瞬発力以外、女性の方がすべてにおいて強いのではないか?


と、思う事もありますね。


考えてみれば、女性は妊娠出産という命がけの作業ができるように作られているわけで、男は女性の周囲をフラフラして、妊娠出産育児のお手伝いをしているだけのような気もします。

妊娠出産という過酷なことを、当たり前のようにしてのける女性が強いのは、当たり前かも知れませんね


寿命も男よりずいぶん長いし。



しかし、強い人、丈夫な人ほど、無理をしてヘコんでしまうといいます。


だからなるべく無理をしない。


楽をするようにしていた方がいいんです。


しんどくなったら、ときどきフテ寝するくらいでいいんじゃないですかね。


わたしは男ですが、しんどくなったら、即行でフテ寝します。


つらいときは、思いっきり弱いフリをして、弱って見せてみるというもの、いい方法かも知れませんよ。










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Last updated  2006年02月17日 08時15分25秒
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