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カテゴリ:不登校
ある専門学校と“思われているであろう”私塾が、倒産するそうだと言う噂を聞きました。
あくまで噂です。 (でもまあ、数日後にはマスコミ発表があるかも知れない。なんつってもテレビとかラジオでCMとかするくらいの有名校ですから) その学校は、アニメだの、漫画だの声優だのの学校であるらしく、とても有名なのですよ。 なんといっても、その学校は、 就職率100%を超えるんだそうな!! あのー、ぼくは現役の漫画家であったりして、映画監督であったりするのだけど、 この業界に就職率100%はありえない!! 漫画家については98%が、デビューを望んでいながらできないというのが現状です。 さらに10年後となると、デビューしたほとんどが残っていないってのが現実。 え~、ではなんでこの学校の就職率が100%を超えているかといいますと、 自分の会社を持っていて、そこでデビューをさせる。 その後、ほったらかし。 いえいえ、そもそも漫画家とかなんて、ほったらかしが基本ですから、それはいいのですけど、入学する人のほとんどは、 就職率100% なんて言葉を信じていたりするのですよ。 学校卒業したら、その業界で通用するとでも思っているんでしょうかね。(笑) そもそも、漫画や声優なんて学校で学ぶようなものじゃないんです。特にプロの世界ではね。 だから業界では、この学校出身ってだけで、「くすっ」って笑われてしまうことさえある。 (ぼくも、卒業生の作品集を見たことがあるけど、ちょっと……、ねえ……) もちろん、この学校から有名になった人はいるんだけど、それは学校のおかげというより、本人の努力と才能です。 アニメ、声優、コミックなんてのは、一種の「オタク」文化でしょ。 『不登校・ひきこもり・ニート』系みたいな人がターゲットになるんですよ。 で、高い授業料を払って、「なんにもならない」 モラトリアム(猶予期間)として利用するのはいいかも知れないけど…… ちなみにぼくは、トキワ荘プロジェクト というのに、若干関わってます。 次世代の漫画家を育てようという企画なんですけど、そこでぼくがトキワ荘の人たちにいうのは 「描け、描け、描け、持込しろ! デビューしたいんだったら、編集にボロクロに言われようと、毎日描け!」 なんて言ってます。 ひきこもりや不登校の人に、「がんばれ」は禁句らしいんですが、この世界は「才能」なんですよ。 「才能」があれば、血の滲むような努力を10年やっている人に対して、わずか数ヶ月、遊び半分でも追い抜いたりします。 「才能」がない人が、本気でやりたいんなら、踏みにじられながらも、努力しかない。 そんな世界です。 ま、「努力できる」というのも、「才能」なんでしょうけどね。 話しを戻しますと、こういった『不登校・ひきこもり・ニート』を食い物にするところは、とても多いです。 ご注意あれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年12月08日 01時43分06秒
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