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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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2008年05月08日
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カテゴリ:対処案
よく『不登校・ひきこもり・ニート』の関係者が声を大にしていうことがありますね。






不登校はダメ人間じゃない!



ひきこもりはダメ人間じゃない!



ニートはダメ人間じゃない!






これは、そうであるかも知れないし、そうでないかも知れない。(笑)


どちらでも取れる発言なんですね。


全員がダメということもないですし、全員がイケているということもない。


ただ、社会一般というの意見をまとめると、『不登校・ひきこもり・ニート』というのは、どちらかというとダメ人間だと思われているかも知れません。


だからこそ、『不登校・ひきこもり・ニート』の関係者は


「あなたはダメ人間じゃない!」


と、叱咤激励をしているのかも知れない。




コレ、ちょっとおもしろくてですね。


『不登校・ひきこもり・ニート』の関係者が必ずいう言葉に

「そのままを受け入れる」というのがあるんです。



ところが、『不登校・ひきこもり・ニート』の人の自己評価はとても低くて、自分の本心では「ダメ人間」だと思っている場合が多い。


社会的にもダメ人間と思われている場合が多い。


しかし、周囲の人は、本人の自己評価を高めるために、「あなたはダメじゃない」と励ましの言葉を言ってしまう。


これには、どこか嘘があったりして、言っている人も言われている人も、心のどこかで


「そうは言っても……」


と、思っちゃう。


よくうつ病の人に対して「頑張れ」と言ってはいけないといいますけど、これも似たような叱咤激励の言葉になってしまうことがあります。


無理なポジティブシンキンングは、かえってしんどくなってしまいますから、こういうときは無理せずに、一旦自分のダメさ加減を「ありのままに」認めてしまった方がいい。


いいですか、自分のダメさ加減を責めるのじゃなく、認めることです。


自分はこんなところがダメなんだとか、これが苦手なんだと等身大の自分を冷静に見るというのは大切なことだと思いますよ。


で、次に大切なのは




自分が認めた自分の欠点を克服しようとしないことです。




たぶんこの意見は、ほとんどの人が「えっ?」と思うことだと思うんです。


ほとんどの『不登校・ひきこもり・ニート』の本や自己啓発の本は、どうやって自分の欠点を克服するかということが書かれていると思うんですけど、本を読んだくらいで劇的に改善されるのなら、もうとっくの昔に改善されているはずです。


自分をそのまんま受け入れるってそういうことなんじゃないでしょうか?


受け入れて叱咤激励したり、無理にポジティブに考えない。


アドバイスをする人も、「あなたはあなたのままでいいよ」というのは、そういういことなんじゃないでしょうか?


他の人はともかく、わたしはそう思うんですよ。



家庭内暴力とか、迷惑行動、犯罪は認めるわけにはいきませんので、あらゆる手段を講じても止めないといけませんけど、それ以外は認めちゃう。



ダメ人間なら、まずダメ人間であることを受け入れる。


ダメじゃないところまで、ダメだと思う必要もない。


そうすると、ダメな自分と対立することがなくなりますから、自然とダメなところと上手に付き合うことができるようになります。


人が怖いという心があるなら、それを全面的に認めちゃう受け入れちゃう。


人が憎いと思うのなら、それを全面的に認めちゃう受け入れちゃう。


へんに対抗しようとすると、その気持ちと戦うために人を刺してしまいたくなったり、自分を傷つけたくなります。


自分を「ありまままに受け入れる」っていうのは、難しいことでもあります。


だって、自分の嫌な所を認めないといけないんですから。


でも、受け入れるってそういうことなんだと思います。








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Last updated  2008年05月08日 16時02分59秒
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