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不登校・ひきこもり・ニートを考える

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巨椋修(おぐらおさむ)

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2008年06月06日
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カテゴリ:不登校
前回、あるお母さんのことを書いたんですけどね。


そのお母さんは、『わたしが悪いんじゃない』といつも思っていたという話なんですが、どうしてそう思うようになったかと想像するんですけど、たぶん、周囲の人からずっと攻撃されてきたんじゃないかなと。



ときとして、不登校やひきこもりのお子さんがいる家庭では、お母さんがとても攻撃されてしまうことがあります。


育て方が悪かったんじゃないかとか、甘やかしすぎなんじゃないかとか。


他の家族に責められたり、親戚に責められたり。


かわいそうですよね。


子どもが不登校になる理由なんて、現実には特定できないことが多いんです。


それなのに、お母さん一人が周囲から責められてしまうことがある。


そうなると、苦しいですからどうしても、不登校のお子さんを責めてしまう。


お子さんは責められると苦しいし悲しいですから、お母さんを嫌ったり憎んだりします。



絵に描いたような悪循環。負の連鎖ですね。



これはお子さんにもいえることなんですけど、ずっと責められていたら、悲しくなるし苦しくなる。


悲しみはやがて怒りに変わったりします。


怒りはやがて、暴力や暴言、体調や精神の不調になったりします。


周囲との人間関係もうまく行かなくなったりします。



ここのふさわしい例えじゃないかも知れませんが、ここ十年くらいの間に、中国という国のことを嫌いになった日本人が多いんです。


それまで、日本人はもっと中国人が好きだったんです。


なぜ嫌いになった人が増えたのか?


それは、中国の反日教育によって、日本人を嫌う中国人がたくさんいるということを知ってしまったからなんですよ。


相手に、嫌われたり、責められたりしたら、悲しいしやっぱりいい気持ちはしません。


どうしても、相手を嫌いになりがちですよね。



なんでもそうだと思うんですけど、責められたり攻撃されたら、自分を守るためにどうしても反撃したり、怒りを感じたりします。



怒りや暴力の根源は、悲しみだといいますけど、その通りだと思います。


そして怒りは怒りしか生まない。


悲しみは悲しみしか生まない。



なるべく早く、その悪循環から逃れるようにしたいものですね。







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Last updated  2008年06月06日 10時09分26秒
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