|
カテゴリ:対処案
【秋葉原通り魔事件】の犯人にとっての不幸は……
あるいは、犯人の親にとっての不幸は、すべてがマイナスの方向に向かってしまったということでしょう。 犯人の親は、かなり厳しく教育していたようです。 親にしてみても、我が子を殺人犯にするために、教育をしていたわけじゃないはずなんです。 これはどこの親御さんにしても、同じことで【良かれ】と思ってやっている場合が多いと思うんですよ。 この良かれと思ってやった教育や子育てが、マイナスになってしまった。 この場合、親はまったく子どもを【甘やかさずに】育ててしまった。 甘えを知らずに育った子どもは、自己肯定をすることができにくくなります。 他人が自分を褒めてくれても、その言葉を信用することができにくくなります。 この事件の犯人の不幸は、自己肯定することがまったくできず、すべてをマイナスに考えることしかできなかったことにあります。 人間の自己評価というのは、自分が思っている自分と、他人が思っている自分の中間点にあるといってもよくて、いくら自分で自分を褒めたり、責めたりしたところで、他者評価と違いがあり また、他者評価も、その人のすべてを知っているわけではありませんから、どこか違いがでてきます。 だから、自己評価がすべてではなく、他者評価が全部正しいということもないわけです。 自己評価の高め方としては、自分で自分を認めてやるということと、他人に自分を認めてもらうことです。 よく“ありのままの自分を認める”といいますが、“ありのままの自分”とは、自分のいいところだけではなく、自分のダメなところも認めるということです。 自分の欠点がわかれば、それに対処することもできやすくなるじゃないですか。 あと、ひとつのことだけじゃなくて、いくつかのことを継続してやること! よく“ひとつのことでいいから、得意なことを継続してやる”とか言っていて、それはそれでいいんですけど、それ以外のことを継続してやるといいんです。 本業があって、それ以外の好きなことを犠牲にせずに、それも続けていく。 どれも均等にやる必要はありません。そんなことは無理ですもんね。(笑) これはどういうことかというと、複数のコミュニティに所属するということなんです。 仕事や学校に所属すると同時に、趣味のグループにも所属する。 大人の男の人なら、会社だけじゃなくて、家族や、趣味の仲間、いきつけの飲み屋の仲間とか、いくつかのグループに所属しているのと同じですね。 そうすると生き抜きの場が多くなるんです。 主婦でも、専業主婦の方が、生きるストレスが多く、うつ病とかになる確率が高いそうですし、自分の人生が子育てだけになってしまって、子どもから疎まれるなんてことが起きやすくなったりするそうですから。 そして、いくつかの居心地のいい所属で、関係を継続する。 継続していると、それなりのポジションがついてきます。 仕事や趣味なら、技術も上がってきます。 この技術の向上と、ポジション(地位・居場所)が、自己肯定感につながってくるんですね。 さて、問題はね、『不登校・ひきこもり・ニート』系の人たちは、人間関係が苦手の人が多く、そのため人間関係を継続することが難しかったりします。 でもね、やってみてください。 人間関係も技術です。 技術は、経験を積み重ねないと上手くなりません。 誰でも最初は下手なんですから、失敗しならがでもやってみてくださいな。 それが続くようになれば、自己肯定感は、少しずつ育っていっているということですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[対処案] カテゴリの最新記事
|